今回は、自己受容と自己肯定感の関係性についてお伝えしたいと思います。
自分を大切にできる人とはどのような人でしょう?
それは、そのままの自分を受け入れることができる人のことをいいます。このような人は、自己受容が出来ている人、ということになります。
要は、長所も短所も含めて、「自分は自分」と思えることができるかどうかです。
あなたは、自分の短所も含めて、自分をありのまま受け入れることができますか?
人って、中々自分の短所は受け入れるのって、難しいですよね。それどころか、「自分ってなんでこうなんだろう…」と自己嫌悪に陥ったり、落ち込んだりしてしまうことも度々あるかもしれません。
ですが、落ち込むことも、次の成長への一環で、大切なことです。
ここで重要なことは、短所があっても、「それでも私は、私だから」といった凛とした姿勢を持てるかどうかです。短所は変わらないかもしれない。もしかしたら、ちょっと改善するかもしれない。もしかしたら、一歩一歩着実に成長していっているかもしれない。
どんな状況の中でも、今の自分を受け入れることができる。これが自己受容であり、ありのままの自分を受け入れることでもあります。
そして、このような人は、得てして、自己肯定感が高い傾向にあります。
自己肯定感が高い人は、他者がどのような人であろうと、その人の尊厳を大切にします。そして、他者を自分の思い通りに変えようとはしません。
なぜなら、自己肯定感の高い人は、自分を受け入れ、尊重しているからです。自分にしていることを、他者にそのまましているだけなのです。といっても、これが大きいことなのですけれどね。
逆に、自己肯定感が低い人は、自分のことを受け入れられていないので、他者のことも、そのままのその人を受け入れることが難しく、場合によっては、人を変えようとしてしまいます。
私の父がそうでした。彼は、自分の父親(私の祖父)から受け入れられていない、という経験を持っていました。そして、自己肯定感が大変低い人でした。彼は、自分のことを受け入れられなかったのだと思います。私の母親をはじめ、子どもたちである、私や私の妹のことを、そのまま受け入れられず、力づくで変えようとしました。それがアダとなり、家族はバラバラになってしまいました。
このように、自分のことを受け入れられない人は、他者のことも受け入れられないので、人間関係が複雑になり、最後は破たんしてしまう、というケースも珍しくないのです。
人は、自分のことを受け入れられるようになるほど、他者のことも受け入れることができるようになります。そして、健康的かつ建設的な関係を築いていけるようになるのです。
言い換えれば、これは、自分自身との関係が良ければ良いほど、他者との関係もよくなってくるということなのです。
ですので、一般的に、自己肯定感の高い人の周りの人間関係は、良好な場合がほとんどです。人間関係の悩みも持ちません。なぜなら、周りの人を、そのまま受け入れ、受容しているからなのです。余計なストレスを抱えることもありませんし、そのように自分をそのまま受け入れてくれる人には、人は好感を抱きやすいのです。そして、このような人は、豊かな人間関係を築いていけるようになるのです。
豊かで、幸せな人間関係を築いていくためには、まず自己受容を深めていくことが大切なのですね。
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