過去を「ギフト」にできる人と自己肯定感

今回は、過去を「ギフト」にできる人と自己肯定感についてお伝えしたいと思います。

自己肯定感の高い人は、どのような困難や失敗も、プラスに変えてしまう力を持っています。

それは、「あの時の、あの体験にも意味があったのだろう」と思えるからです。

これは、自分を信じる、自己信頼感と、自分を愛する、健全な自己愛からきます。

決して、困難や失敗を、「みじめな体験」として、自分の中で認知しないのです。

それどころか、「この体験にも何か意味があるだろう」という、大きな視野に立ち、物事を見ようとします。そして、そこから新たな発見をしていくのです。

逆に、自己肯定感の低い人はどうでしょう？

過去の困難や失敗を、マイナス要因と感じてしまいます。「私がダメだったから…」「私にはこれが足りないから…」と自分を否定することをやめません。ですので、いつまでも過去を疎ましく思い、成長の機会を逃してしまいます。

これは、自己信頼感と自己愛が低いことから来ていると考えられます。自分を信頼して、過去から成長しよう！とか、自分が大切だから（自己愛）、このまま苦しみ続けても、自分がかわいそうなので、もっと自分をいたわろう。このことを良い教訓にしよう、という発想に至らないのです。

このような人は、悪いカルマから抜け出せずにいて、今ももがき苦しんでいます。

私は、物事には、全て意味があると思っています。

起こる物事は、全て必然であり、偶然ではないのです。

私も、過去、成育環境において、ひどい思いをしました。過酷な環境において、生き延びなければなりませんでした。ですが、今は、その過去全てが、私にとっての「ギフト」である、と思っています。

私は、アダルトチルドレンであり、サバイバーです。ですので、このような人たちの気持ちが痛いほどわかるのです。そして、心の痛みや苦しみから解放してあげられる術を知っています。

今も、こうして、過去にツライ思いをした人や、心に傷を負った人たちのサポートをし、カウンセリングができるのは、私の経験があるからこそだと信じているからです。

もし、私が幸せな成育環境にいたら、このように過去ツライ思いをした人の気持ちを、本当の意味で分かってあげられたでしょうか？答えは「NO」だと思います。どんな経験も、その人の考え方次第で、ギフトにもなり、重荷にもなるのです。

もし、あなたが、今、過去の経験を悔いていたり、過去から抜け出せないでいたら、自分にこういってあげてください。

「過去があるから、今の私がいる。」

そして、あなたは、あなたの過去から、大きな「ギフト」を受け取っている、ということに思いをはせて欲しいのです。

このような境地になるには、瞑想がとてもお薦めです。私も、今毎日1時間、瞑想をしています。週末には、瞑想センターに通い、皆で瞑想を楽しんでいます。

瞑想をすると、自分の中の無意識な部分が内在化してきます。今まで見えなかった部分が見えてくるのです。過去に起こったことも、意味のあることなのだ、という気持ちにたどりついたのも、瞑想が役にたっています。一日に、１０分でも良いです。瞑想をお薦めします。

それと、やはり、過去の傷を「ギフト」として受け取るには、カウンセリングやセラピーもお薦めです。私でお役に立てれば嬉しいですが、もし私とご縁がなかったとしても、どこか素敵なカウンセラーと出会い、カウンセリングを受けることをお薦めします。

私も、アメリカで1年間、日本で2年間のカウンセリングを受け、今に至っています。今、多くの方のお力になれているのも、この経験があるからこそなのです。

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