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今回は、「セルフ・エフィカシー」=自己効力感
についてお伝えしていきたいと思います。

自己肯定感が高い人は、この、「セルフ・エフィカシー」=自己効力感も
高い傾向にあります。

自己効力感とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できるかという確信じみた感覚、のことを言います。

たとえば、初めて体験することを行う場合でも、
自己肯定感の高い人は、
少し心配になることはあっても、

「大丈夫。自分ならできる。」

と自分を信じて、行動することができるのです。

これが、反対に、自己肯定感の低い人は、
自己効力感も低いので、
何か新たなことを始めるときでも、
不安になってしまったり、
過度に心配になってしまったりして、

「私にはできないんじゃないか。」
「どうせまた失敗してしまうんじゃないか」

という思いにとらわれ、先に進めません。

そう、自己効力感とは、自己信頼感につながってくるのですね。

自己肯定感が高い人は、自分を信じる力も強いので、
この自己効力感も高くなり、

「どんなことでも対処できる」

という自信がいつもどこかにあるのです。

自己効力感が高い人は、「自分ならやれる・できる」と肯定的に考えるので、
何事にもポジティブな気持ちで行動できます。

結果、成果も出やすくなるのです。

成功すればまた、自己効力感も上がるので、
さらにやる気が出てくる、というポジティブなスパイラルが
生まれやすくなります。

それでは、自己肯定感の高い人の特徴である、
この自己効力感を高めるにはどうしたらよいのでしょうか?

自己効力感は、主に以下の4つの要素により形成されると言われていますので、
ちょっとここでご紹介していきますね。

1. 達成体験・・・自分が成功した、何かを成し遂げた、という体験。
これが、最も自己効力感を高める、といわれています。

2. 代理経験・・・自分以外の他者がうまくいっている様子を観察することによって、
「自分にもできそうだ」という感覚を持つこと。いわば、モデリングです。

3. 言語的説得・・・自分には能力がある、達成することが可能である、
ということを、言葉で自分に言い聞かせること。
言葉に出して、「自分はできる。自分は大丈夫。」と言ってみると、
まるで催眠にでもかかったように、自分を信じることができるようになると言われています。

4. 生理的情緒的高揚

生理的に気分が上昇した時に、自己効力感を持つことが多いのですが、
これは一時的なものなので、自分の中にはとどまらない可能性もあります。

つまりは、何事にも怖がらず、
挑戦していって、成功体験を積み上げ、
人の成功体験をまねしたりして、
それにより、「自分はできる!」と
自分に言い聞かせることができ、
正のスパイラルが生まれ、自己効力感も高まっていくのです。

自己効力感を高めるということは、つまりは、
自己肯定感を上げるということでもあり、
自分らしく、堂々と生きていくための、必須要素となるでしょう。

この人生、誰のものでもない、あなたのものなのですから、
高い自己効力感を持ちたいものですね。

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