そもそもバウンダリー(境界線)とはなんのこと?
バウンダリー(境界線)とは、自分と他人との適切な境界線を引くということ。
つまりは、
◆他人の問題を自分の問題にしないこと
◆他人を責任を自分の責任にしないこと
◆他人がやるべきことを自分がやらないこと
他人が機嫌が悪いと、それをあたかも自分のせいではないかと思い、他人の機嫌をよくしようとやっきになる人がいます。
これは、他人の問題を自分の問題にしていること。
他人の心の境界線の中まで忍び込み、相手の感情をどうとかしようとしているのです。
これでは、人間関係、うまくいくもののいきません。
また、他人の負うところの責任を自分で負ってしまう人、多いのではないかと思います。
先輩から、自分の仕事の責任範囲ではないのに、「これやっておいて」と言われると
ついつい「YES」と言ってしまう人。
本当はイヤなのに、断れない人。
これも自分のバウンダリー(境界線)に低さからくるものです。
バウンダリー(境界線)が低いことによるストレスとは
境界線が引けないことによって、以下の3つのストレスが生まれてきます。
1.境界線が引けないことによって、本心ではやりたくないことをやっているストレス
2.境界線を引けないことによって、他者の行動、感情のケアをすることによるストレス
3.境界線を引けないことによって、他者をコントロールしようとするストレス
一つひとつ説明していきますね。
まず、
1.境界線が引けないことによって、本心ではやりたくないことをやっているストレス
境界線が引けていないので、相手に本当はイヤなのに、はっきりと「NO」と伝え切れずにいると
それが自分の中のもやもやになり、あげくはストレスに発展します。
2.境界線を引けないことによって、他者の行動、感情のケアをすることによるストレス
私も自己肯定感が低いときはそうでした。
父がお酒に酔って吐いたものを、翌日父に片付けさせればよいのに、自分で何とかしようとして掃除をしていました。
その結果、ストレスで具合が悪くなりました。
また、相手が機嫌が悪かったり、怒っていたりしたら、すぐにそれは自分のせいではないかと思い、
相手の感情に反応し、それをどうとかしていました。
3.境界線を引けないことによって、他者をコントロールしようとするストレス
境界線が引けていないので、他者の心の中に入っていったり、責任範囲の中に入っていったりして
それを自分でどうとかしようとしてしまう、つまりは、人をコントロールしようとしてしまう、
ということが起きます。
相手は変わらないので、これはとても疲れることです。
なぜ、バウンダリー(境界線)が引けないのか
これは、主に幼少期の養育環境によるところが大きいと言えます。 親が、自分(子ども)のバウンダリー(境界線)をきちんと尊重してくれていたかどうか。
尊重せずに、子どものバウンダリー(境界線)の中にずけずけと入ってくる親の場合、
子どものバウンダリー(境界線)の意識は低くなり、
人にバウンダリー(境界線)を踏みつけられても何とも思わない(気づかない)
もしくは、自分が他者のバウンダリー(境界線)を踏みつけていても何とも思わない(気づかない)
という恐ろしいことが起きてくるのです。
人は、皆、自分のバウンダリー(境界線)を持っています。
そして、あなたも同じように、人も自分のバウンダリー(境界線)を侵されると不快感なもの。
だから、人間関係がおかしくなったりするのです。
となると、人間関係で相手と上手くいくための最低条件は、
このバウンダリー(境界線)を、お互い尊重する、ということになります。
相手が、自分のバウンダリー(境界線)に入ってこようとしたら、
それを止めたり、
あるいは、自分が相手のバウンダリー(境界線)に侵入していることに気づいたら
すっと引く、ということが大切になってくるかもしれません。
バウンダリー(境界線)を引けるようになるために
では、バウンダリー(境界線)を引けるようになるためには、どうしたらよいのでしょうか?
まずは、
境界線を意識することから始めてみましょう。
自分の周りにもバウンダリー(境界線)はあるし、
同時に他者の周りにもバウンダリー(境界線)はあるのです。
お互い、それを尊重しあっていくことが大切です。
次に
自分を大切にすることを優先する、です。
自分を大切にしていれば、たとえ他者から自分のバウンダリー(境界線)を踏みつけられたとしても、
きちんとそれに「NO」と言えます。
仮に知らず知らずの内に、相手のバウンダリーに入った場合でも
それは居心地が悪いことなので、さっと引くことを覚えます。
自分を大切にしていると、とても楽です。
最後に、
自分のニーズを優先します
自分のニーズ(必要性・今やるべきこと)が分かっていないと、
相手の思うがまま、動かされてしまうことがあります。
相手が勝手にバウンダリー(境界線)に侵入してきたり、
自分の意図していないことをやり始めたり…
そうではなくて、「自分がどうしたいか」
に注意を置くと、自然と自分のバウンダリー(境界線)が高まっていくのを覚えるでしょう。
では、どんな人がバウンダリー(境界線)が低い人と言えるのか?
□人に「ノー」と言うことができない
□頼まれたら断れない
□欲しいものを要求できない
□自分の意見はカヤの外にして、人の意見に合わせてしまう
□自分で決断できない
□人の意見に頼ってしまう
□人から批判されるとひどく落ち込む
□相手が問題を抱えていると、必死になって解決しようとする
□相手の感情にのまれてしまうことが多い
上記1つでも当てはまったら、あなたは、バウンダリー(境界線)が出来ていないということ。
どうしたら幸せになれるか
バウンダリー(境界線)が低いということは、あなたの自己肯定感が低いということです。
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