【「存在するな!」というメッセージ】
親は子どもが幼い頃から、様々なメッセージを投げかけています。
メッセージは、肯定的なものから、否定的なものまで様々です。
この「存在するな!」というメッセージは、当然、否定的なメッセージであります。
藪から棒に、「お前なんか死んでしまえ!」という親は
さすがに少ないと思います。
ですが、例えば、
「お前がいなければ、もっと暮らしは楽だったのに…」
とか、
「お前がいなければ、お兄ちゃんは、もっと良い大学に入れたのに…」
などという言葉は、
「あなたさえいなければ」=「あなたが存在さえしなければ」
という意味付けがされています。
自殺願望を持つとき…
このようなメッセージを受けてきた子どもたちは、
皆いちように
「そうか。自分さえいなければよかったんだ。」
と思ってしまいます。
本来ならば、生まれてきた尊い命。
親が、子どもに
「あなたが生まれてきてくれて、本当に良かった。」
と伝えたいところですが、
心理的に不完全な親は、子どもを傷つける意図なしに
このようなことを、子どもに伝えてしまいます。
そうすると、このような子どもは、成長するにつれ
何か悪いことが起きると自殺願望を持つようになったり、
または、特に何があるわけではないのですが、
うっすらと自殺願望を持つようになるわけです。
いわば、いとも簡単に自殺できる
人生脚本を持ってしまっているわけです。
だから、この「存在するな!」というメッセージは
言われた方の身になると、かなり切実なメッセージとして
受け止められてしまうのです。
「存在するな!」というメッセージを受けてきた子どもは…
私が今まで見てきたクライアントさんで、
このようなメッセージを親から発せられていた場合、
自分の命を軽んじている傾向の方が多いということです。
「いつ死んでもいいや。」
とか、
「明日、死んでいたらどんなに楽だと思う。」
というような発言を、このようなクライアントさんから度々耳にします。
こういうときは、カウンセラーがクライアントさんに愛を持って接して、
誠実にまっすぐに、彼らを受け止めるべきなのです。
そして、親が言ってくれなかった言葉
「あなたが生まれてきてくれてよかった。」
というメッセージを、言葉やそれ以外の方法で、
心からの言葉で、投げかけ続けるのです。
もちろんたくさんのワークや、カウンセリング(セラピー)も必要ですが、
こういったカウンセラーの態度が、
クライアントさんの心の中の【氷】を
少しずつ溶かしていくのです。
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