今回のトピックは、「自己肯定と自己正当は違う」ということです。
自己肯定とは、そのまま、自分のことを肯定するという意味です。
自分を肯定するとは、そのままの自分を受け止める。自分の強さも弱さも含めて、自分だと受け入れること。そこには自己愛があり、自己信頼感がありますよね。
ですが、自己正当とは、自分は正しいんだ、と思いこむこと。
間違っていても、自分は正しいんだ、と自分を正当化し、それを信じ切っていること。
こういった人は、本当は心の中で「ちぐはぐ感」を感じているはずなんです。
そして、自己正当している人は、自分の中に、ものすごく大きな地雷があって、誰もそこを踏むことができない。本人さえも…ということがあります。
どんな自分も正当化しているわけですから、自分の弱さや、ダメなところも受け入れることはできないわけです。
これでは、人間、苦しいですよね。
で、ここで注意しておきたいのは、この自己肯定をしている人と、自己正当をしている人って、はたから見ると同じ風に見えてしまうことが多いんです。
一見、どちらも自分に自信があり、堂々と生きているように見えるので、私たちは勘違いしてしまいがちです。
でも、よ~く見ると違うんです。
自己肯定している人は、自分を丸ごとすべて受け止めていますので、自分らしく生きているんです。
ですが、自己正当している人は、どんなに乗り越えなくてはならない課題が自分にあったとしても、そこを認めてしまうと苦しいので、ひたすら「自分は正しい」という概念で自分の(偽りの)自己肯定感を保っているように見えるのです。ですが、こういった人は、本当の自分を生きていない感覚を持っているはずです。
自己正当している人の、本当の自己肯定感は高くないです。とても低い人もいます。
なぜなら、丸ごと自分を受け入れていないから、幸せであるわけがないのです。
そしてこういった人は、自分への扱いが、とても雑です。自分のことを大切にできない人が、他者のことを大切にできるわけがないのです。よって、周りの人への扱いも、雑です。
私は、思うのです。
自己肯定感が高い人、要は自分を丸ごと受け入れている幸せ感の高い人と、自己肯定感の低い人、要は自己否定をしている人を見分けるのは、そんなに難しいことではないと。
でも、自己肯定感が高い人と、自己正当感が高い人との見極めは、難しいことがあるな、と。
あなたも周りをよく観察してみてください。
一見、自己肯定感が高そうな人がいても、ちょっとした瞬間に、その人の地雷を踏んでしまい、ものすごく憤慨された、とか、距離を置かれるようになったとか、そういうことがあれば、その人は、自己肯定感が高いわけではなく、自己正当感が高い、というだけのことなのです。
もちろんこのとき、あなたは、相手の地雷を踏んでいるとはよもや思ってもおらず、相手もまた、地雷を踏まれたとは思っていないのです。相手が、自分の地雷(踏んではならない課題)を、自身の課題と受け取っていれば、このようなことは起こらないはずだからです。
そして、憤慨されたり、距離を置かれたりしても、それは、あなたのせいではないと、きちんと知っておくと良いと思います。それは、あくまでも、相手の問題であり、向かい合うべき課題なのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あなたの自己肯定感は高い?低い?1分間でチェック!」 ◆自己肯定感を測る自己診断ツールです。丁寧な回答が返ってきます。
「あなたの自己肯定感をアップ!無料メール講座」 ◆自己肯定感についての有益な情報や、自己肯定感を上げるための方法が満載です!
自己肯定感が高い人&低い人の22の法則 ◆自己肯定感の高い人と低い人のそれぞれの特徴を解説しています。そして、なぜ、そうなるのか、についてもお伝えしています。読み終わった後、通常1万円の60分特別電話カウンセリングが無料で受けられます!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
失ってしまった自信をどのようにして取り戻せるのか?
◆カウンセラー自身の壮絶なACとしての過去の体験についても触れながら、どのようにして自己肯定感を上げてきたのか、自信を取り戻してきたのかを、順を追って説明しています。とても読みやすいステップメールです。
毒親・痛い親育ちの人へ。自己肯定感を上げる情報満載のメルマガ
◆親が毒親育ちの人や、一生懸命に育ててくれたけど傷ついてしまった人たちに向けて、自己肯定感を上げるための情報を発信していきます。自己肯定感が低いと感じる人は、是非、ご登録ください。