今回のトピックは、「承認欲求と自己肯定感」についてです。
承認欲求とは、自分以外の他者に、自分のことを認めてもらいたい、承認してもらいたい、という欲求です。
自己肯定感の低い人は、ほぼほぼ全ての人が、「他人から承認されると嬉しい」と言います。
これは、どういうことかと言うと、他人からの評価に敏感で、他人の評価に振り回されている、ということでもあります。
こういった人は、親に自分を認めてもらえた経験が少ないのです。だから、常に、誰かに自分を認めてもらいたい、と思っています。
逆に、自己肯定感の高い人は、大抵の場合、親にきちんとその存在を認めてもらい、ありのままの自分を認めてもらっていたという経験を持っています。ですので、自分自身が、ありのままの自分を認め、受け入れているのです。だから、他人の承認も必要とせず、「自分は自分」でいられます。
承認欲求が強いと、いつも他者の評価に敏感でなければならなくなります。ですので、「人の反応に敏感ですか?」という質問にも、ほぼ全ての人が、「そうである」と答えます。
自分の価値基準を、他者の評価に振り回されるので、とても疲れます。人間関係にも疲れている人が多いです。
でも、これでは生きにくいですよね?
これには、人の評価に振り回されない、人の反応に敏感でいなくてもすむような、しっかりとした自己肯定感が必要となります。
これには、私の経験上、カウンセリングが一番効果が高いと思っています。
いくら自己啓発本を読んでも、自己啓発関連のセミナーに行っても、一時的に気持ちは高揚しますが、核の部分は変わっていないので、変化は起こりません。
ですが、カウンセリングでは、なぜ承認欲求が強いのか、その原因に気づき、親からもらえなかった愛情を、カウンセラーからもらえますので、安心感の中で、自分と向き合い、課題を乗り越えていけることができるからです。
もし、他者からの承認欲求が強く、他者の評価に敏感だった場合、
「これは、人の評価。これは自分の評価」
と、人と自分の間に、しっかりと境界線を引いておかれると良いと思います。
そして、人から否定的な評価を受けた場合でも落ち込まず、
「これは、この人が思うことなのだな~」
と、一歩置いて、客観的に人の評価を見られるようになったら、こっちのものです。
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