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今回は、親の子どもへの心身のケアが、子どもの自己肯定感にとって、どれほど大切なのかお話ししたいと思います。

まず、子どもは、この世におぎゃーと泣きながら、基本、何もできない状態で生まれてきます。そこで親は、子どもが泣けば、お腹が空いているのか、オムツが濡れているのか、具合が悪いのか、など様々なことに考慮しながら育てます。飢えや喉のかわき、不快感さを取ってあげることが、心理的に健全に成長していくためにも、必須となってきます。

子どもが離乳食を食べるようになった頃から、子どもにとって栄養のあるものを、少しでも多く摂ってもらおうと食事に気を付けます。また、喉が渇いていないか、子どもにとって快適な環境か、など気にしながら育てていきます。

赤ちゃんにとって、そして幼い子どもにとって大切なことは、子どもの五感が満たされている、ということです。美味しいものを飲み(食べ)、優しい肌に触れ(抱かれ)、気持ちの良い母親の匂いに包まれ、お母さんの優しい言葉を聴き、お母さんの笑顔を見る、といったことが、子どもの成長にとって、ポジティブな変化を生むのです。

子どもが幼稚園/保育園、小学校へと上がると、今度は、身体的なケアの他に、人間関係などモノを教えることに気を使います。それは、子どもへの疑問に答えたり、お友達との関係や先生との関係性について分かりやすく教えたり、あるいは子どもが習い事をしたいと言ったら、そのサポートをするかもしれません。

子どもが学校に上がり、色々とメンタルな面で、もしくは学業の面で、課題が出てきたら、先生やスクールカウンセラーなど、必要な人につなげるよう動きます。

子どもが中学校に入ると、思春期に入りますので、一番難しい時期に入るわけです。子どもが学校で悩んでいたら、そっと寄り添い、その解決に向けて、親も一生懸命に動きます。また勉強面でも大変になってきますので、本人の意思を確認しながら、塾で放課後勉強させるのか、はたまた親が教えるのか、など課題は尽きません。精神的な面でも、肉体的な面でも、大きな変化を遂げる年ごろに、親としてどう向き合っていくのかは、大切なポイントとなってきます。

子どもが高校生になる頃には、やっと子どもの方から「もう僕/私のことはほっておいてくれて構わないから。」と言われ、陰からこっそり見守るようになります。

こうやって、子どもは、赤ちゃんからずっと成人するまで、親のケアのもと、親に見守られ、大きくなっていくのです。

その過程で大切なことは、子どもが親に「ちゃんと見守られている」「ちゃんと大切にされている」「ちゃんと世話をされている」という感覚を持つことです。
この感覚を子どもがしっかりと持てると、子どもの自己肯定感は、見違えるように高くなるものです。

私には、子どもが二人いるのですが、二人とも小学校の頃、お友達との関係や、体の不調により登校できなくなるという事態が起き、担任の先生、養護の先生、スクールカウンセラーの先生などを巻き込んで、事態を解決していきました。

中学になると、二人の子ども(男児)は、学校で問題を起こしました。ですので、親である私たち夫婦が入って行って、事なきを納めました。子どもともよく話合いました。何度かそういうことはありました。子どもだけでは解決できなかったと思います。そうやって私たち親は、子どものことを見守り続けました。

また下の子は勉強がひどく苦手でしたので、彼に合った塾を探し回り、4校目にして初めて彼が理解のできる塾へ転校させることができました。また自信をつけさえるため、私自らが、彼に英語を教え始めました。成績はみるみる内によくなり、今では満点近く取れるようになりました。

高校の息子へも、ケアは欠かせません。毎日のお弁当、彼が忙しくてできないことの代行をし、勉強も英語のみですが、時々必要な時、教えています。もちろん相談事や進路などの悩みについても乗ります。

こうして我が家の二人の息子は大きくなりました。彼らは、自分のことをとても大切な存在だと思っています。

彼らにこんな質問をしたことがあります。

「もし、何かの事故で、意識不明に陥り、植物人間状態になったとしても、生き続けたい?」と。

二人の息子は、二人とも「僕はたとえそうなっても生き続けていたい。」と言いました。

私はこれは、一種の自己肯定感の高さの現れだと思っています。もちろん、子どもはまだ中学生と高校生なので、事の重大さを分かっていないのかもしれません。ですが、どんな自分でも「かけがえのない自分なのだ」と言い切るところがすごいと思いました。

愛は行動なのです。

いくら言葉で「愛している」「あなたが大切よ」と伝えたところで、行動がそれに伴っていなければ、子どもは親を心の底から信頼することは難しくなってくるでしょう。もちろん、言葉がけもとても大切です。

ですが、それに子どものことを心身ともにケアしたり、世話をしたり、見守ってあげないとダメなのです。必要なときは、即時動かないとだめなのです。

私の親の養育は、ネグレクトであったと私は思っています。まぁ、どうとかここまで生きてこられたので、完全な虐待ではなかったかもしれません。ですが、我が家では、私は親に心身ともにケアされた、とか、世話をされた、とか、何かあって親に相談したら親が応えてくれた、とかいう記憶がほとんどありません。

私が小学校5年生の時です。クラスで仲のよかった女の子3人からひどいイジメを受けていた時期がありました。あまりにイジメが酷かったので、当時の担任の先生も、深く介入してくれたのですが、親は何もしてくれませんでした。担任の先生から親に連絡が入っていたにも関わらずです。

そして、ある日、私は苦しくなって死のうとしました。近所の薬屋さんに睡眠薬を買いに行ったのです。当時はまだ幼かったので、「死」という意味をあまりよく理解していませんでした。ただ、この世からいなくなれば、楽になると思っていたのです。

薬屋さんは、もちろん子どもである私に睡眠薬は売ってくれませんでした。それどころか、薬屋さんは機転を効かせてくれ、私の母にその旨を一報してくれました。

母は、後程、「瑞穂ちゃんは、【いけないこと】をする子ではないわよね。」そう一言、私に言っただけでした。

結局、奇跡が起こりました。イジメを見ていた他のクラスメートの女子が、皆立ち上がり、「瑞穂をいじめるな!」といじめっ子達に言ってくれ、いじめはそれ以降、ぴたりとおさまり、ことなきを得ました。

ですが、私の母への信頼はゼロです。

私は、親からケアを受けた、という記憶があまりないので、今でも親を好きではありません。ですが、そのせいで、子どもを大切にできたと思っています。子どもには同じ思いをさせたくない、その一心で子どもたちを育ててきました。親を反面教師にしたのです。

そして、今二人は、とても自己肯定感の高い子どもに育っています。

親の子どもへのケアがどれだけ大切かわかっていただけましたか?そして、それが、どんな風に子どもの自己肯定感に影響するか。もしあなたが、親からケアされてこなかった、というのであり、自己肯定感が高くなかったとしてもめげることはありません。

私もそうでしたが、カウンセリングで立ち直ってきました。今の私は、見違える程、自己肯定感が高い女性となりました。

何か私にお手伝いできることがあれば、いつでも言ってきてください。
私は、そのために、あの辛く過酷な幼少期・思春期を過ごしてきたと思っています。

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