自尊心とプライドの違い、あなたは知っていますか? | 自己肯定感カウンセリング(東京) https://selfesteem.jp 自己肯定感をアップさせ、心と体の安定をはかり望む幸せを手に入れる。自己肯定感カウンセリング。 Sat, 10 Feb 2024 06:39:36 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.3 114440472 自尊心とプライドの違い、あなたは知っていますか? https://selfesteem.jp/8347/ Thu, 01 Feb 2024 23:00:30 +0000 https://selfesteem.jp/?p=8347 自尊心とプライドは、似ているようで異なる概念です。 多くの人々がこれらの言葉を同義語として使用していますが、実際には異なる意味を持っています。 自尊心とプライドの違いについて理解することは、人々の間のコミュニケーションや ...

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自尊心とプライドは、似ているようで異なる概念です。

多くの人々がこれらの言葉を同義語として使用していますが、実際には異なる意味を持っています。

自尊心とプライドの違いについて理解することは、人々の間のコミュニケーションや人間関係を改善するために重要です。本記事では、自尊心とプライドの違いについて探求していきます。

自尊心とは?

自尊心とは、自分自身に対する評価や尊重の程度を表す心理的概念です。つまり、自分自身をどのように評価するかや、自分自身をどの程度尊重するかに関わるものです。自尊心が高い人は、自分自身に自信を持っていることが多く、自分の価値や能力を高く評価しています。一方、自尊心が低い人は、自己評価が低く、自分自身に自信を持てない傾向があります。自尊心は、個人の人格形成にも大きく関わるため、健康的な自尊心を持つことは、心理的な健康にも重要です。

プライドとは?

プライドとは、自分自身や自分が所属するグループに対する誇りや自信のことを指します。人々は、自分の成果や成功、または自分が持つ特性や能力に自信を持ち、それを誇示したり、他人と比較して優位性を示したりすることで、プライドを感じることがあります。

ただし、プライドが過剰になると、傲慢さや偏見、攻撃性などの問題を引き起こすことがあるため、適切なバランスが重要です。

自尊心とプライドの5つの違い

自尊心は、自分自身を認め、愛する気持ちを指します。一方、プライドは、自分自身を過剰に高めることで、他人に対して優越感を持つ気持ちを指します。

自尊心は健康的な自己評価を促し、プライドは傲慢な態度を引き起こす可能性があります。

自尊心は内面的な価値を重視し、プライドは外見的な価値を重視します。

自尊心は積極的な気持ちを促し、プライドは攻撃的な気持ちを促します。

自尊心は相手を尊重することができ、プライドは相手を軽蔑することがあります。

目の前の人は敵か仲間か

人間関係を築く上で、目の前の人が敵か仲間かは重要なポイントです。敵とみなすことで、相手に対して攻撃的な態度をとることがあり、良好な人間関係を築く上での障害になることもあります。仲間とみなすことで、信頼関係が築かれ、協力的な関係を築くことができます。

弱みを見せられるかどうか

弱みを見せることは、人間関係を深める上で非常に重要です。相手に自分自身の弱みを認めることで、相手も同様に自分自身の弱みを認めることができるようになり、相互理解が深まります。しかし、弱みを見せることは恥ずかしいと感じる人もいるため、相手との信頼関係が築かれてからでないと、なかなか弱みを見せることができない場合があります。

チャレンジ精神があるかどうか

チャレンジ精神は、自分自身を常に成長させるために、新しいことに挑戦する意欲を指します。チャレンジ精神がある人は、失敗に対しても諦めず、改善するために努力し続けます。一方、チャレンジ精神がない人は、新しいことに挑戦することを避け、自分自身を限定した状態で生きていくことが多いです。

心の満足度はどうか

心の満足度は、自分自身が心地よく感じられる状態にあるかどうかを示す指標です。自分自身が満足できる状態にあると、幸福感を感じることができます。しかし、心の満足度が低い場合は、ストレスや不安、不満などの負の感情が生じることがあります。自分に対してもネガティブなイメージを持ちがちになってしまいます。

人を遠ざけるか引き寄せるか

人間関係を築く上で、自分自身が人を遠ざけるタイプか、引き寄せるタイプかは重要なポイントです。人を遠ざけるタイプは、自分自身が閉鎖的な傾向があり、協調性に欠ける傾向があります。一方、引き寄せるタイプは、積極的に人と接することができ、協力的な人間関係を築くことができます。

自尊心・プライドとよく似た言葉との違い

自尊心とプライドは、似ているようで違う意味を持つ言葉です。自尊心は自分自身に対する肯定的な自己評価の感覚であり、自分自身を尊重することができる能力です。一方、プライドは、自分自身の優位性や優れた点を誇示することで、他者からの評価を高めようとすることです。自尊心は自分自身に対する内面的な感覚であり、プライドは外面的な行動や態度に表れます。

誇り

誇りは、自分自身や自分の所属するグループに対する誇りや自信の感覚であり、達成感や満足感を与えます。誇りを持つことは、自分自身や自分が関わる人々に対して、肯定的な影響を与えることができます。ただし、誇りが過剰になりすぎたり、自己中心的になったりすると、周囲の人々との関係を悪化させる可能性があります。

自己肯定感

自己肯定感は、自分自身に対して肯定的な価値や能力を持っているという自信の感覚であり、自分自身を受け入れることができる能力です。自己肯定感を持っている人は、失敗や批判に対しても、自分自身を否定することなく、前向きに取り組むことができます。自己肯定感が低い人は、自分自身に対して否定的な考えや感情を抱きやすく、自己評価が低くなりがちです。

自尊心が高いことは悪いことではない

自尊心が高いことは悪いことではありません。自尊心が高い人は、自分自身に対する肯定的な自己評価の感覚を持ち、自分自身を尊重することができます。これは、自分自身に自信を持ち、自分自身を受け入れることができる能力を持つことを意味します。自尊心が高い人は、人生で自分自身を達成し、自分自身に誇りを持っています。彼らは、より積極的で創造的で、人生に対する前向きな態度を持っています。

 

ただし、自尊心が過度に高い場合は、自己中心的な態度やプライド、傲慢さなどが現れ、人間関係に悪影響を与える可能性があります。過剰な自尊心は、自分自身を過剰評価し、他人との協力や相互作用を妨げることがあります。

 

また、自尊心が高いことが重要なのは、自尊心が低いことよりも、自分自身を肯定することができることがよりよい健康状態や幸福感につながることが明らかになっています。自尊心が高い人は、ストレスに強く、精神的な健康状態が良く、自分自身に対して肯定的な自己評価を持っているため、自分自身を受け入れ、自分自身を愛することができます。自尊心が高いことは、自分自身や周囲の人々にとってポジティブな影響を与える可能性があります。

自尊心を高める方法

自尊心を高めるには、自分自身に対する肯定的な自己評価を促進することが重要です。これを実現するために、自己啓発書や心理学の書籍を読んだり、セラピーに参加したりすることが有効です。また、ヨガ、瞑想、マインドフルネスなどのリラックステクニックを学び、自分自身をリフレッシュさせることも重要です。

自分を褒める

自分を褒めることは、自尊心を高めるための簡単な方法の1つです。自分自身に対する肯定的な自己評価を高めるために、自分が達成したことを認め、自分自身に労いの言葉をかけることが大切です。

私は、クライアントさんで自尊心が低い人には、小さなノートを買って渡します。そして、そこに1週間に最低3つは、自分の良いところを書いてきてくださいと言います。そして、セッションの時私にシェアをしてもらいます。私も、彼/彼女の素敵な部分を知って、一緒に喜びます。これを積み重ねることで、クライアントさんの自尊心はかなり高まり、カウンセリングが終わるころには、どんどん自分の良いところを言えるようになっています。

付き合う人や場所を選ぶ

周りの人々や場所は、自尊心に大きな影響を与えます。ポジティブでサポートしてくれる人々と一緒にいたり、自分自身にとって快適で自分自身を表現できる場所を選ぶことが重要です。また、ネガティブな人々や環境から距離を置くことも重要です。

私は思うのですが、自尊心の高い人は、自尊心の高い人をひきつけます。自尊心の低い人は、自尊心の低い人をひきつけるのです。要は、「類は友を呼ぶ」ということわざ通りなのです。ですので、自尊心の低い人は、なるべく自尊心の高い人と一緒にいることが重要となってきます。彼らから受けるポジティブな影響は大きいからです。

成功体験を積み重ねる

成功体験は、自尊心を高めるための最も効果的な方法の1つです。小さなことから始めて、達成感を感じることが重要です。自分自身の能力を試し、達成することで自信を持つことができます。

これを「スモールステップ」を積み重ねて「ビッグステップ」にする、とも言い換えることができます。小さな目標を作り、それを成し遂げることによって、自信がつきます。そして、次の小さな目標を作り、またそれを成し遂げ、自信をつけます。これを繰り返している内に、結果的に「ビッグステップ」、つまり、大きな目標を達成していることになるのです。そうして、成功体験を積み重ねていくことで、自尊心を高めることができるのです。

今までの自分を振り返る

自分自身がどのように成長してきたかを振り返ることは、自尊心を高めるための重要なステップです。過去の困難や失敗から学び、自分自身を認め、自分自身を受け入れることができます。過去の成功や達成を振り返ることも、自尊心を高めるための効果的な方法の1つです。

自尊心もプライドも両方大事

自尊心とプライドは、両方とも人間の心理的な側面に密接に関係しています。自尊心は、自分自身に対する肯定的な自己評価を持つことであり、プライドは、自分自身の成就や功績に誇りを持つことです。

 

自尊心は、健康的な心の状態を促進するために重要な役割を果たします。自尊心が高い人は、自分自身に対してポジティブな態度を持ち、人生の困難に対処するための自信を持っています。自尊心が低い人は、自分自身に対して否定的な態度を持ち、社会的不適応や心理的問題を引き起こすことがあります。

 

一方、プライドは、自分自身の成就や成功に誇りを持つことで、自己肯定感を高め、自分自身のアイデンティティを確立するために重要な役割を果たします。プライドがある人は、自分自身を自信を持って表現し、自分自身の能力を高く評価することができます。しかし、プライドが過剰になると、傲慢さや自己中心的な態度を引き起こすことがあります。

 

したがって、自尊心とプライドは、健康的な心の状態を維持するために両方とも重要です。自尊心が高く、プライドが程よくある人は、自分自身に自信を持ち、自分自身のアイデンティティを確立することができます。適度なプライドを持ちつつ、謙虚さを忘れないことが大切です。

まとめ

自尊心とプライドは、人間の心理的な側面に密接に関係していますが、それぞれ異なる意味を持ちます。

 

自尊心は、自分自身に対する肯定的な自己評価を持つことであり、自分自身を尊重し、自分自身に対してポジティブな態度を持つことを意味します。自尊心が高い人は、自信を持って人生の困難に対処することができますが、自尊心が低い人は、自分自身に対して否定的な態度を持ち、自分自身を貶めることがあります。

 

プライドは、自分自身の成就や功績に誇りを持つことです。適度なプライドを持つことは、自己肯定感を高め、自分自身のアイデンティティを確立するために重要な役割を果たします。しかし、プライドが過剰になると、傲慢さや自己中心的な態度を引き起こすことがあります。

 

自尊心とプライドは、異なる意味を持つため、混同されることがありますが、両方とも健康的な心の状態を維持するために重要です。適度な自尊心とプライドを持ちつつ、謙虚さを忘れないことが、心のバランスを保つために大切です。

あなたへのメッセージ

自尊心とプライド、両方持てたら素敵ですよね。自尊心とプライドがある人は、自己肯定感も高い傾向があります。

あなたも自尊心とプライドをしっかりと持って、人生を歩みませんか?

もし「自分は自尊心やプライドがそう高くないかもしれない…。」と思う人は、是非一度、カウンセリングにお越しください。なぜ、そうなのか?どうしたら、自尊心やプライドを上げることができるのか、一緒に考えていきましょう。

そして、それが、高い自己肯定感を持つことに繋がっていきます。

今より、ずっと幸せになれるはずです。せっかく一度しかない人生です。幸せになりませんか?

一緒に伴走していきましょう。

 

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ずる休みしても罪悪感を感じない考え方とは? https://selfesteem.jp/8282/ Sat, 14 Oct 2023 00:00:27 +0000 https://selfesteem.jp/?p=8282 人は誰でも、一度は「ずる休み」したことがありますよね?私はあります(笑)。 「ずる休み」と呼ばれる怠けたい気持ちに負けて、予定していた仕事や勉強をサボってしまうことは、誰にでもあることです。でも、そのような行為に対して罪 ...

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人は誰でも、一度は「ずる休み」したことがありますよね?私はあります(笑)。

「ずる休み」と呼ばれる怠けたい気持ちに負けて、予定していた仕事や勉強をサボってしまうことは、誰にでもあることです。でも、そのような行為に対して罪悪感を感じずに、自分自身を受け入れることが大切だという考え方もあります。

ずる休みしても過度に罪悪感を持たなくていい

適度に休憩を入れることは、自分自身のセルフケアにとって、とても重要です。また、適度な休息は、自己効力感(自分がやれる!という自信)を高めるために必要不可欠なものです。

過度な罪悪感を感じてしまうと、自己嫌悪に陥ってしまうことがあります。そのため、ずる休みしても過度に罪悪感を持たなくてもいいのです。

むしろ、適度な休息を取ることで、心身ともにリフレッシュし、自己効力感を高めることができます。

また、自己効力感は人材育成のカギとされています。自分がやり遂げたいと思う目標を持ち、それを達成するためのスキルや知識を身につけ、自信を持って取り組むことで、自己効力感を高めることができます。そのためには、適度な休息を取りつつ、自分自身がやり遂げたいと思う目標を明確にし、それに向けて努力することが大切です。

ずる休みで罪悪感を覚える理由

ずる休みで罪悪感を感じてしまう人は、自分自身の責任感や義務感が強い人たちです。自分が予定していた仕事や勉強をサボってしまうことで、自分自身や周りの人たちに対して責任を果たせていないと感じてしまうことがあるからです。

自己嫌悪に陥ってしまうから

自己嫌悪に陥ってしまう理由は、ずる休みが自分自身にとってマイナスの影響を与えると感じているからです。自分自身がサボってしまったことに対して、自己評価が下がってしまうと感じることで、自己嫌悪に陥ってしまいます。

他人に迷惑をかけたと責めてしまうから

ずる休みが他人に迷惑をかけてしまった場合、その責任を負うことができなかったと感じてしまうことがあります。そのため、自分自身を責めるだけでなく、他人に対しても責任を感じてしまい、罪悪感を感じてしまいます。

自分だけが休んで気持ちが暗くなってしまうから

ずる休みで自分だけが休んでしまった場合、周りの人たちは仕事や勉強をしているため、自分自身が取り残されたような気持ちになってしまいます。そのため、自分自身の気持ちが暗くなってしまい、罪悪感を感じてしまいます。

ずる休みをしてしまうのは心が疲れている証拠

ずる休みをしてしまうことは、心が疲れている証拠です。例えば、仕事や勉強などの日常生活で繰り返されるルーティンワークやストレスの多い状況にさらされた場合、心身ともに疲れてしまいます。そのため、休息をとることが必要となるのです。

でも、休息をとることに罪悪感を感じてしまうと、本来必要な休息を取ることができず、ストレスが増幅されてしまうことがあります。このような状況では、精神的なバランスが崩れてしまい、うつ病などのメンタルヘルスの問題が引き起こされることもあります!

そこで、ずる休みをしてしまった場合でも、自分自身が疲れている証拠であることを理解し、自分自身を責めずに休息をとることが大切です。また、ずる休みをすることで心身が回復し、次の日からの仕事や勉強により集中力を持って取り組むことができます。

ずる休みの罪悪感を解消する考え方

罪悪感を感じる原因は、休んでいる間に他の人が働いていることに対する罪悪感や、仕事や勉強を怠ったことに対する罪悪感があることが多いです。しかし、自分が休むことによって回復し、次の日からまた効率的に仕事や勉強を進めることができるため、ずる休みは必要なことであると考えることが大切です。

「心が疲れているんだ」と考える

ずる休みをしたとしても、それは心身が疲れている証拠であり、必要な休息であることがあります。自分自身を責めずに、心身の回復のために休むことが必要であることを理解しましょう。

ひとりが休んでも会社は大丈夫だと考える

自分が休んだからといって、会社や周りの人が大変なことになるわけではありません。周りの人たちも同様に休息をとっていることがあり、自分が休んでも全体的なバランスは取れていることが多いのです。自分自身を無理やり働かせることは逆効果であり、ずる休みを取ることも大切な仕事の一環と考えましょう。

私も会社員時代、心身ともに疲れると、よく「ずる休み」をしていました。別に風邪を引いているわけでもないし、体調が著しく悪いわけでもないのですが、「どうしても今日は休みたい!」と思うときは、迷わず会社を休みました。それで、1日リフレッシュして、また翌日に仕事に戻れば、効率も良くなり、かえってプラスに作用していました。

休むことも仕事の一環として割り切る

休むことは、体力や集中力を回復させるために必要なことであり、仕事の生産性を高めるためにも欠かせません。自分自身がコントロールできないことに対して罪悪感を感じる必要はありません。休むことも仕事の一環として割り切り、ストレスを解消して次の日からまた頑張ることが大切です。

ずる休みしたときにリラックスするための過ごし方

ずる休みをした場合、リラックスすることが重要です。リラックスするためには、自分が好きな過ごし方をすることが大切です。自分に合った過ごし方を見つけることが大切です。

遠出せずに、自分自身の趣味にこうじることも良いでしょう。体力があれば、外に出て、一呼吸してくるのも良いかもしれませんね。私など、アロマが好きなので、「ずる休み」をした時は、よくアロマを炊いて、頭を空っぽにして過ごしていました。

仕事のことを忘れる

仕事のことを忘れることができるように、自分の好きなことをすることが良いでしょう。本を読んだり、映画を見たり、音楽を聴いたりすることなどは素敵なことですね。

会社や仕事を思い起こすようなものは、取り敢えず、一旦、しまってしまいましょう。そうすれば、よりリフレッシュ感は高まるはずです。

スマートフォンの通知を切る

スマートフォンの通知を切ることで、仕事から離れてリラックスすることができます。SNSやメールの通知が来ると、気になってしまうため、通知を切ることが大切です。

軽い運動をする

軽い運動をすることで、ストレスを解消することができます。ウォーキングやストレッチ、ヨガなどがおすすめです。身体を動かすことで、気分もリフレッシュします。

趣味に打ち込む

趣味に打ち込むことで、リラックスすることができます。自分が好きなことに時間を使うことで、ストレスを解消することができます。

映画鑑賞が趣味な人は、映画などを観に行くこともよいことかもしれませんね。私は、元カウンセラーに、悩みがいっぱいある時などは、「映画を観に行きなさい。」と言われていました。映画を観ると、ストーリーに引き込まれ、悩みのことなど忘れてしまいます。

食べたいものを食べる

食べたいものを食べることで、気分がリフレッシュします。好きなものを食べることで、幸せな気分になることができます。

行きたかったカフェなどがあったら、この機会に行ってみるのも良いかもしれませんね。ゆっくりとした素敵な時間を過ごせそうですね。

日光を浴びてゆっくりする

日光を浴びることで、気分がリフレッシュします。外に出て、自然に触れることで、ストレスを解消することができます。

とにかく寝る

最も基本的な方法は、とにかく寝ることです。しっかりと睡眠をとることで、身体も気分もリフレッシュすることができます。

私も「ずる休み」をしたときは、思いっきり寝てました。ただ、寝ると、頭がスッキリするし、体も楽になるので、オススメです。

ずる休みしたいなと考えることが多くなったらまず相談

ずる休みしたいと思うことが頻繁に起きた場合、まずは信頼できる人に相談することが大切です。例えば、上司や同僚に相談してみることで、どういう理由で休みたいのか、どうしても休みたい理由があるのかを話すことができます。相手に話をすることで、休むことに対する罪悪感を軽減することができ、また、その理由に共感してもらえることもあります。

ずる休みで過度な罪悪感を抱えなくてもいい

ずる休みをしても、過度に罪悪感を感じる必要はありません。心身ともに疲れがたまっている場合、しっかりと休息をとることはとても重要です。そのため、自分自身が休むことに対して過剰に責任を感じる必要はありません。自分が休んでリフレッシュすることで、仕事やプライベートに向けてより充実したエネルギーを補充することができます。

まとめ

ずる休みしても罪悪感を感じない考え方は、まずは信頼できる人に相談し、休むことに対して責任感を軽減することが大切です。また、過度な罪悪感を感じる必要はなく、自分がリフレッシュするためにしっかりと休息をとることが大切です。

最後に、リラックスするための過ごし方を上手に取り入れることで、充実したエネルギーを補充し、仕事やプライベートに向けて前向きに活動することができます。

あなたへのメッセージ

「ずる休み」と聞くと、人はとてもネガティブな印象を持ちます。まるで、ひどいことをしているような感じさえ持ってしまう人もいるでしょう。

ですが、記事でも書いていますように、「ずる休み」が必要なときもあります。

そういう時は、心や体が悲鳴を上げている時かもしれません。そういったサインは決して見逃さず、罪悪感を感じることなく「ずる休み」をしてください。

ただ、あまり頻繁に「ずる休み」をしたい人は、他に何か原因があるのかもしれません。そこらへんを考えていくのもいいでしょう。

もし考えても分からない場合は、是非カウンセラーにご相談ください。私はいつでもあなたのためにいます。どうぞ遠慮せず、連絡をください。

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恋愛に自信がないあなたへ贈る7つの方法 https://selfesteem.jp/8281/ Fri, 13 Oct 2023 00:00:27 +0000 https://selfesteem.jp/?p=8281 恋愛に自信がないと感じている方は、多くの人が経験することです。特に、初めての恋や過去のトラウマから自信を失ってしまうこともあるでしょう。しかし、恋愛に自信がなくても、それを克服する方法はあります。本記事では、恋愛に自信が ...

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恋愛に自信がないと感じている方は、多くの人が経験することです。特に、初めての恋や過去のトラウマから自信を失ってしまうこともあるでしょう。しかし、恋愛に自信がなくても、それを克服する方法はあります。本記事では、恋愛に自信がないあなたへ贈る、自信を取り戻すための7つの方法を紹介しています。これらの方法を実践することで、あなたも自信を取り戻し、素敵な恋愛を楽しむことができるようになるかもしれません。

恋愛に自信がない原因

恋愛に自信がない理由は、人それぞれ異なります。例えば、過去の失恋やトラウマ、自分自身への不信感や不安、自己評価の低さ、周りからのプレッシャーなどが考えられます。自分が恋愛に自信を持てない理由を明確にすることで、自己理解を深め、恋愛に積極的になれるかもしれません。

恋愛経験が不足している

恋愛に自信を持つには、まずは恋愛経験を積むことが大切です。しかし、初めての恋や異性との接し方に不慣れな場合、恋愛に自信を持つことが難しいかもしれません。そんな時は、恋愛について勉強することや異性と積極的にコミュニケーションを取ってみたりすることが役立ちます。異性は普通の友達でもいいのです。異性と話すことで、実際、自分に好きな人ができたときに、ぎこちない形で相手に接することはなくなるでしょう。

年齢が理由で自信がない

年齢によっては、恋愛に自信を持てないと感じることもあるでしょう。例えば、未婚であることが原因で自信を失っている場合、年齢や周りの目を気にすることなく、自分のペースで恋愛を楽しむことが大切です。また、年齢を気にせずに出会いを求めることも大切です。

私も少し歳のいった人と話すとき、彼らの自己肯定感があまり高くないのを感じることがよくあります。お会いした人の何人かは、私のカウンセリングを受け、再度自信を取り戻し、異性と出会い、結婚にまで至った人もいます。特に40歳を過ぎても未婚でいると、自信をなくし、自己肯定感が低くなってしまう人が多いのも、事実です。

上手く恋愛を生かせる自信がない

恋愛に自信を持てない理由の一つに、上手く恋愛を生かせる自信がないことがあります。それは、今まで付き合った人が少ない、といったことに起因していることがあります。自分自身が魅力的であることを知るために、自己肯定感を高めることが重要です。自分ができることを少しずつ実践し、自信を積み上げていくことが大切です。

容姿・外見にコンプレックスがある

容姿や外見にコンプレックスを持っている場合、恋愛に自信を持つことが難しくなるかもしれません。しかし、恋愛には容姿や外見だけでなく、内面的な魅力も、また重要です。自分の長所や良いところにフォーカスし、それを活かすことが大切です。

また、自分自身が魅力的だと思うように努力することも重要です。例えば、運動やダイエットなどの健康的な生活習慣を身につけることで、自分自身の美しさや健康を意識することができます。また、服装や髪型などの外見のアレンジにも取り組むことが有効です。自分に合ったファッションを探して、自分自身が自信を持てるようにしましょう。

最も重要なことは、自分自身を受け入れることです。自分自身を愛し、自信を持つことができれば、恋愛にも自信を持つことができます。

恋愛に自信がない人の恋愛以外の共通点

恋愛に自信がない人は、恋愛以外でも自分に自信がない傾向があります。彼らは、もともと自己評価が低く、自分自身を信頼できない傾向があります。これは、仕事や趣味など、人生の他の側面においても同様です。彼らは、自分自身の能力や価値を過小評価する傾向があります。

恋愛以外もネガティブで自己肯定感が低い

恋愛に自信がない人は、自己肯定感が低く、ネガティブな考え方をする人がほとんどです。自分自身を批判的に見ることが多く、自分に対して厳しいことが多いです。彼らは、自分の弱点や失敗に焦点を合わせがちで、成功や良い側面に注意を向けることができない傾向があります。

これでは、異性から見て、魅力的とは映りませんよね。自己肯定感を上げ、物事によりポジティブになり、自分自身に自信を持って生きていくと、とても魅力的になります。それは、異性にとってだけでなく、同性にとっても、魅力的に映るはずです。

周囲の人がキラキラして見える

恋愛に自信がない人は、周囲の人に比べて自分が劣っていると感じる傾向があります。彼らは、他の人が成功しているように見え、自分自身に自信を持てなくなります。このような状況では、他人の成功を羨んでしまい、自分自身の成功に集中できなくなります。

近頃では、SNSが私たちの生活に浸透し、モデルや芸能人、美しい、またはカッコイイ人たちがこぞって、自分の美しさ・強さを強調するようなSNSを上げたりしています。また、自分はいかに幸せか、成功しているのかを見せつけるような投稿などもありますよね(笑)。

ですが、本来、本当の幸せを感じられるのは、自己肯定感が高く、仕事もそこそこ上手くいっていて、経済的にもある程度余裕のある場合です。この世の中に、自己肯定感が高い人は少ないので、そうなると、彼らが本当に幸せなのか、成功しているのかは、分からなくなります。

SNSが流行しているおかげで、他人の生活をかいま見るような機会が多くありますが、あまり周りのキラキラに惑わされないでいることも大切です。

人から受けた注意を引きずる

恋愛に自信がない人は、人からの批判や注意を受けたときに、それを引きずる傾向があります。彼らは、自分自身を責め、過剰に反省してしまうことがあります。そのため、次回同じような状況に直面したときに、不安や恐怖を感じてしまいます。

完璧主義で自分の嫌なところばかり目につく

恋愛に自信がない人は、完璧主義であることが多くあります。彼らは、自分自身に対して非常に厳しく、自分の嫌なところに注目し、良いところを見つけることができません。これは、恋愛においても同様で、自分自身に自信を持てなくなります。

完璧主義の人は、大抵自分の生まれ育った家族の環境に影響されているのですが、ここをじっくりと見て、自分自身と向き合うことが大切です。

私も以前は完璧主義だったのですが、カウンセリングを受けて、完璧主義でなくなったら、生きるのが随分と楽になりました!完璧主義を手放すには、カウンセリングが有効です。

新しいことに挑戦できない

恋愛に自信がない人は、新しいことに挑戦することができない傾向があります。彼らは、自分に自信がないため、恋愛においても何か新しいことを試みることに抵抗感を感じます。このような状況では、自分自身を守ろうとすることが多くなり、自分自身をリスクにさらすことを避ける傾向があります。

恋愛する自分に自信を持つための方法7つ

恋愛に自信を持つためには、次の7つの方法が役立ちます。是非覚えておいてください。

自己評価を基準にして他人と比べない

恋愛に自信を持つためには、自分自身を基準にし、他人と比較することを避けることが大切です。というか、必須です。

人は、他者のことが良く見えるものです。「隣の芝生は青い」とはよく言ったものです。これだけSNSが普及している世の中で、人と自分を比べない、というのは難しいかもしれません。

ですが、確固たる自己肯定感を持って、「自分は自分。人は人」と思えるようになれると、こっちのものですね!それにはカウンセリングなどを受けて、自己理解を深め、自分の長所に気付き、改善が必要な部分は、自分自身を成長させることが大切です。そうなるためには、プロ(カウンセラー)の力を借りる、というのも、とても有効な手段です。

恋愛に結び付く成功体験を少しずつ積む

恋愛に自信を持つためには、恋愛に結び付く成功体験を積み重ねることが大切です。成功体験を少しずつ積み重ねることで、自信がつき、次の恋愛にも前向きに取り組むことができます。

恋愛は待っていても、そちらから来てくれるものでもありません。どうか自分の魅力を最大限に活かし、気になる人がいたら、自分から積極的にアプローチしてみてください。

自信がない部分を見つめて自分磨きをする

恋愛に自信を持つためには、自分自身が持っていない部分を見つめ、自分磨きをすることが大切です。自分に足りないスキルや知識を身に付けたり、外見や内面の改善に取り組んだりすることで、自信がつきます。

コミュニケーションスキルを磨く

恋愛に自信を持つためには、コミュニケーションスキルを磨くことが大切です。相手との会話やコミュニケーションがスムーズに行えるようになると、自信がつきます。ユア・ライフ&キャリア(本記事・著者)では、コミュニケーションのマンツーマンのセミナーも行っています。とても好評ですので、気になる方は、是非コンタクトを取ってみてください。

過去の恋愛を振り返り学びを探す

恋愛に自信を持つためには、過去の恋愛を振り返り、そこから学びを探すことが大切で、別れた原因や、自分がどのように恋愛をしてきたかを振り返ることで、次に同じような失敗を繰り返さないようにすることができます。また、過去の恋愛で自分がどのように立ち回ったか、どのように感情をコントロールしたかなどを分析し、次に同じような状況に遭遇した場合に備えることができます。

私自身の経験をお伝えすると、私はアメリカ留学時代に好きになり、交際をしていたアメリカ人の男性がいました。お付き合いはほぼ2年間続いたのですが、自分たちも、家族など、周りも皆、私たちが将来結婚するものだとばかり思っていました。

ですが、結果的に破局してしまいました。私は辛すぎて、カウンセリングに数か月通い続けました。カウンセラーは女性の方だったのですが、彼女と一緒に、自分を振り返り、どこがダメだったのか、また相手とは本当に一緒になってよかったのかなど、カウンセリングを通して考えました。そして客観的に自分自身や彼との関係性を見てみました。

そして、彼女から1冊の本を紹介され、没頭してその本を読みました。そして、私は恋人について、また結婚について大事なことを知り、傷心のままですが、日本に帰国しました。

その後、すぐ今の夫と出会うのですが、過去の恋愛で学んだことがとても役に立ち、最終的に夫と結婚までたどりつきました。

ですので、過去の恋愛を振り返ってみるのは、辛いけれど、幸せになるためには大切なプロセスです。

一人でやるのがイヤだったり、難しかったら、私がお手伝いしますので、是非お声をお掛けくださいね。

自信を失う外的要因から距離を置く

恋愛に自信を持つためには、自信を失う外的要因から距離を置くことが大切です。自分が自信を失う原因となる人や環境から離れ、ポジティブな人や環境に身を置くことが必要です。自分にとってマイナスな影響を与える人とは距離を取り、ポジティブな影響を与えてくれる人と付き合うようにしましょう。精神的な状態が良くなってくると、異性からも魅力的に映るはずです。

うまくいかなかったときに視点を変える

恋愛に自信を持つためには、うまくいかなかったときに視点を変えることが重要です。失敗や挫折は自信を失う原因となりますが、そのときに自分が学ぶことや成長できることを見つけ、次の恋愛に活かすことができれば、自信を取り戻すことができます。また、失敗や挫折をチャンスととらえ、前向きに捉えることも大切です。

恋愛に自信がなくても行動すれば大丈夫

恋愛に自信がなくても、行動を起こすことで自信をつけることができます。自信がなくても恋愛を始めることで、自分がどのような人と付き合いたいのか、どのような恋愛をしたいのかを考えることができます。また、相手とコミュニケーションを取りながら、自分がどのような魅力を持っているのかを再確認することができます。

私も友人としてですが、沢山の異性と付き合ってきました。その中で、「あ~、自分はこういうところを持つ人はいやだな。」とか、「自分は随分年上より、歳が近い人の方が合うな」など、沢山のことが分かってきました。そして、それが、実際に結婚するときに、とても役に立ちました。

恋愛に自信がない人が行動する上でのポイントは、自分自身を正直に受け入れることです。自分に自信がないと感じる原因や、過去の恋愛で自分が犯したミスを認めることで、次に同じようなことを繰り返さないようにすることができます。

最初は勇気がいるかもしれませんが、行動を起こすことで自分自身の成長や発見があるかもしれません。恋愛に自信がなくても、自分自身を信じて行動すれば、自信をつけることができるでしょう。

まとめ

恋愛に自信がない人へのアドバイスとしては、自分自身を受け入れ、ポジティブな考え方をすること、自分磨きをして自信をつけること、そしてコミュニケーションスキルを磨くことが挙げられます。これらを実践することで、自分自身に対する自信がつき、恋愛にも積極的に取り組むことができるようになります。

また、過去の恋愛を振り返って学びを深めることや、失敗しても視点を変えて前向きにとらえることも重要です。自信がないからといって、行動しないでいると何も変わりません。自分自身に対して優しく、自分の良いところを見つけて自信を持ち、一歩踏み出してみることをおすすめします。

そして、自己肯定感を上げることは、特にお薦めします。自己肯定感が非常に低かった人たち(30代・40代)も、私とのカウンセリングが終わるころには、皆、魅力的になっています。自分に自信がつくからです。そうして、何人かの方はパートナーを見つけ、何人かの人は、幸せに結婚していきました。

あなたへのメッセージ

今、もしあなたが恋愛に自信がなかったとしたら、それはイコール、自分に自信がない証拠。まずは、自分自身が自信を持てるようにすることが大切です。

人と比べず、自分の長所をいくつも言え、自分を信頼している、そんな素敵な人になりましょう。それには、自己肯定感を高めることが、とても大切です。

もしプロの力が必要だったら、いつでも言ってきてください。まずは、お試しカウンセリングから始めましょう。私と相性が良いか、伴走者が私で良いのか、判断することがとても重要です。

諦める必要は全くありません。あなたには輝かしい未来が待っています。きっと。いつか。

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共依存夫婦の特徴・チェック方法・末路・脱却し抜け出す方法 https://selfesteem.jp/8223/ Tue, 12 Sep 2023 02:33:37 +0000 https://selfesteem.jp/?p=8223 共依存夫婦とは、過度に相手に依存する関係を持った夫婦のことを言います。お互いに相手のことを優先しすぎ、自己犠牲的な関係に陥ることで問題は生じます。 どの夫婦もある程度、相互に依存しているところはあります。ですが、共依存の ...

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共依存夫婦とは、過度に相手に依存する関係を持った夫婦のことを言います。お互いに相手のことを優先しすぎ、自己犠牲的な関係に陥ることで問題は生じます。

どの夫婦もある程度、相互に依存しているところはあります。ですが、共依存の夫婦は、過度にお互いに依存し、はなはだ不健康な関係を有しています。

この記事では、共依存夫婦の特徴やチェック方法、末路、そして脱却し抜け出す方法について詳しく解説しています。共依存夫婦として陥っている人や、そのような関係に悩んでいる人は必見です。

共依存夫婦とは

共依存夫婦とは、お互いに相手に依存し、相手の存在がなければ生きていけないと思い込んでいる夫婦のことを指します。共依存は、自己肯定感の低さや、過剰な献身性、コントロール欲求などの心理的な要因によって引き起こされることが多く、夫婦の間に病的な関係が生じることがあります。

共依存夫婦の特徴・チェック方法

自分が共依存関係にあるかどうかをチェックするには、いくつかの質問を自分に投げかけてみましょう。

1.あなたは、パートナーの精神的な幸福感に責任を感じていますか?

2.パートナーに境界線を設定したり、「ノー」と言ったりすることが難しいですか?

3.パートナーと離れて過ごすとき、罪悪感や不安を感じますか?

4.あなたは、自分のことよりもパートナーのニーズを優先しますか?

これらの質問のいずれかに1つでも「はい」と答えた場合、あなたは共依存関係にある可能性があります。

 

共依存の兆候を分かっておくことは、不健全な関係から脱却するための第一歩です。共依存関係にあると思われる場合は、共依存を専門とするセラピストやカウンセラーに助けを求めることが重要です。適切なサポートがあれば、健康的な境界線を設定することを学び、自尊心を高め、パートナーとのよりバランスのとれた充実した関係を築くことができます。

過干渉

共依存関係は、お互いの生活に過剰に関与し、干渉することを特徴とします。健全な関係であれば、ある程度の支援や関与は必要ですが、過度の干渉はネガティブな結果を招きかねません。共依存関係のパートナーの一方または両方が、お互いの人生に過度に関与するようになると、個性や独立性が失われ、自尊心や自己価値が低下させることがあります。

 

共依存カップルの過干渉は、さまざまな形をとることがあります。片方のパートナーが常に相手の様子をうかがい、相手の行動を監視し、相手のために決断するようなことなどです。また、経済的な管理、家事の決定、子供の世話など、関係におけるすべての責任を片方のパートナーが引き受けることもあります。このような場合、一方のパートナーは、自分には貢献することが許されていないと感じ、憤りや不満が生じることがあります。

 

さらに、過干渉は、信頼関係の欠如にもつながります。片方のパートナーがもう片方のパートナーを常にチェックしていると、自分の意思決定や責任を処理するために相手を信頼していないような印象を与えてしまうことがあります。このような信頼関係の欠如は、関係の基盤を蝕み、不安や疑念を抱かせることにつながります。

 

共依存的な関係における過干渉に対処するためには、パートナー同士が健全な境界線を確立し、個性を発揮できるようにすることが重要です。そのためには、個人の趣味や興味のための時間を確保したり、よりバランスのとれた方法で関係に貢献する方法を見つけたりすることが必要かもしれません。共依存のカップルは、お互いの自立心と信頼感を育むことで、個人の成長と相互支援を可能にする、より強く健康的な関係を築くことができます。

過剰な献身性・自己犠牲

共依存関係は、パートナーの一方または両方が過度に献身的で自己犠牲的であることを特徴とします。このような関係は、しばしば不健康な依存関係によって特徴付けられ、それぞれのパートナーが自分の精神的な幸福を相手に依存しています。共依存のカップルは、一見、深く愛し合っているように見えても、その実態は、不安と恐怖に根ざした関係であることが分かっています。

 

共依存のカップルは、しばしば境界線と個人の自律性の欠如に悩まされます。共依存カップルは、パートナーの感情や幸福に責任を感じ、自分のニーズや欲求を犠牲にしてでも、パートナーが幸せで満たされていることを確認するために、多大な労力を費やすことがあります。このため、共依存者は、自分が常に与えているのに、見返りがほとんどないように感じ、憤りや不満を感じることがあります。

 

共依存的な関係から抜け出すのは難しいものです。というのも、お互いのパートナーが、自分たちの関係を定義する行動パターンに深く入り込んでいることが多いからです。しかし、共依存関係のカップルにとって重要なことは、自分たちの関係が生活に与えている悪影響を認識し、これらの問題に対処するための措置を講じることです。そのためには、セラピーやカウンセリングを受け、明確な境界線を設定し、自分たちのニーズや欲求を優先することを学ぶことが必要です。

 

結局のところ、共依存的な関係は、長期的には健全でも持続可能でもありません。共依存関係を特徴づける行動パターンから抜け出すことは難しいかもしれませんが、共依存が自分の人生に与える悪影響を認識し、その問題に対処するための積極的な手段をとることが重要です。明確な境界線を設定し、自分のニーズを優先することで、自分自身と他者とのより健全で充実した関係を築き始めることができます。

あるご相談者さん(40代・男性)は、過度に依存してくる女性(19歳)と付き合っていました。彼女の父親が極端に毒親で、男性と彼女の関係はいつも不安定でした。男性は彼女に、「これ以上お付き合いするのは難しいのでは・・・」と伝えると、彼女は「別れるくらいなら死ぬ」と言って、この繰り返しでした。

彼女は完全に彼に依存していますが、彼もまた彼女に依存しているのです。お互いがお互いに依存している共依存の関係でした。カウンセリングについても、「彼女の意見が必要だから、ちょっと待ってくれ」など、彼女優先の選択をしていました。

結局、カウンセリングは中断され、彼は一歩も前に進むことはできませんでした。

過剰に自信がない

共依存の主な特徴の1つは、自尊心と自己価値の欠如です。共依存のパートナーは、しばしばパートナーの幸せや幸福に責任を感じ、自分自身のニーズや欲望をないがしろにするようになります。自分の能力や選択に自信が持てないため、薬物乱用、過食、浪費などの行き過ぎた行動につながることがあります。共依存のカップルは、精神的なサポートや経済的な援助をしたり、パートナーの無責任な行動をかばったりすることで、お互いの過剰な行動を可能にするかもしれません。

 

共依存のカップルは、しばしば自分の過剰な行為に自信が持てず、自分自身を良く感じるためにパートナーの承認に依存しています。つまりは、自己肯定感が低いのです。そのため、この自信のなさは、過剰な支出、薬物乱用、常に注目され肯定されることの必要性など、さまざまな形で夫婦に影響していきます。

 

共依存カップルの過剰なまでの自信のなさについて詳しく知ることは、必要な助けを求めるためにとても大切です。共依存は、ネグレクトや虐待などの幼少期の体験に起因することが多く、機能不全家族で育った可能性があります。

私もひどい家庭で育ちました。父はアルコール依存症で、DVをする。母は男を作って家出を繰り返す。私たち姉妹は、両親にネグレクトされて育ちました。そのため、私はひどく自己肯定感が低く、恋愛依存の毛がありました。

一人の人をすぐに好きになり、相手に依存し、相手を優先し、自分のニーズは後回し。別れると、またすぐに新しい人を好きになり、依存する・・・。そんな不健康な関係を繰り返していました。そんな私を変えてくれたのが、カウンセリングでした。

些細なことも被害妄想に

共依存のカップルは、しばしば些細なことや被害妄想の連続を経験し、二人の関係に大きな影響を与えることがあります。些細なこととは、常にお互いを確認し合うこと、常にお互いの居場所を知っておく必要があること、離れていると不安になることなどです。パラノイアは、嫉妬、独占欲、見捨てられることへの恐怖という形で現れることがあります。これらの行動は、断ち切ることが難しい共依存のサイクルを生み出す可能性があります。

困ると自分のせいにする

共依存のカップルは、自分たちの関係に問題が生じたときに、自分たちを責めるというパターンに陥ることがよくあります。このような行動は、彼らの精神的な健康や関係全体の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。共依存カップルがなぜ自分を責めがちなのかを理解し、そのサイクルを断ち切るにはどうすればよいかを理解することが重要です。

 

共依存とは、パートナーの一方が他方に精神的な支えや妥当性を強く求める行動パターンのことです。このような行動様式は、関係がうまくいかないときに、罪悪感や恥ずかしさを感じることにつながります。共依存のカップルは、自分のニーズよりも相手のニーズを優先することが多く、セルフケアや自尊心の欠如を招きます。その結果、人間関係で起こる問題はすべて自分の責任であると考えるようになることもあります。

 

共依存のカップルにとって、自分たちの関係の問題の責任は自分たちだけにあるのではないことを認識することは重要です。自分を責めることは、相手から認めてもらう必要性を強め、共依存のサイクルを永続させることになります。カップルセラピーは、このような根本的な問題を解決し、より健康的な関係性を築くために役立ちます。

私もカップルセラピーを何度も経験しましたが、皆良い状態になって、帰っていきます。

また、セルフケアと境界線の設定を学ぶことも、共依存のサイクルを断ち切るのに役立ちます。セルフケアはまず、自分を大切にすること。これが、共依存の関係に陥っている人には、難しいのです。それは、相手を優先してしまうからです。ですので、セルフケアについて知るのは、とても有効です。

また、共依存のカップルは境界性の設定がうまくできていませんので、自分は相手、みたいな感覚に陥ってしまいがちです。そうではなくて、「自分は自分。相手は相手」ときちんと区別して考えられるようになると、共依存の関係から解放される可能性が高くなります。

 

相手に自分への依存を求める

共依存関係では、一方のパートナーが他方のパートナーに感情的、経済的、または身体的サポートを過度に依存するようになります。このような行動は、共依存的なパートナーがパートナーとの関係だけで自分を定義するようになり、自己同一性と個人の自律性を失うことにつながります。

 

自分のためにパートナーへの依存を求める共依存カップルは、しばしば感情的な混乱の悪循環に陥っています。生きていくためにはパートナーが必要だと感じながらも、同時に、パートナーへの依存に憤りを感じることもあるようです。そのため、関係性の中で大きな緊張と葛藤が生じ、罪悪感、恥、恨みといった感情を抱くことになります。

相手は自分がいないと生きていけないと思っている

共依存のカップルでは、パートナーの一方が自分なしでは生きていけないと考え、パートナーのすべてのニーズを満たすことに責任を感じている場合があります。このことは、憤り、疲労感、個人的な境界線の欠如など、多くの問題を引き起こす可能性があります。

ですが、本当は、自分が相手なしでは生きていけないと感じているのです。相手のせいにすることで、自分に対する罪の意識や罪悪感は低くなります。これが共依存の関係をより強固にする原因となっています。

自分は相手がいないと生きていけないと思っている

自分がパートナーなしでは生きていけないと信じており、その関係は不健康な行動パターンに基づいている人たちです。このような関係は、不安感、自尊心の低下を招き、両者にとって有害なものとなります。

 

共依存のカップルは、しばしばパートナーの行動や感情をコントロールする必要性を感じ、関係を維持するために自分自身のニーズや欲求を無視することがあります。その結果、パートナー間のコミュニケーション、信頼、親密さの欠如を招き、最終的に関係が破綻してしまうことがあります。

 

共依存のカップルは、自分の行動の兆候を認識し、依存の連鎖を断ち切るために助けを求めることが重要です。そのためには、セラピストやカウンセラーと協力して、過去のトラウマや自尊心の低下など、根本的な問題に対処する必要があるかもしれません。また、より強く、よりバランスのとれた関係を築くために、健全なコミュニケーションと境界設定のスキルを学ぶ必要があるかもしれません。

 

結論として、パートナーなしでは生きていけないと考える共依存カップルは、感情的・心理的苦痛をもたらす不健康な行動パターンから抜け出せません。共依存の兆候を認識し、助けを求めることで、カップルは依存のサイクルを断ち切り、より強く健康的な関係を築くことができます

共依存夫婦になるサイン?

共依存とは、ある人が自分の感情的、身体的、または経済的なニーズを満たすために他の人に大きく依存し、しばしば自分の幸福を犠牲にしてしまうという複雑な関係です。相手の求めを断るかどうか悩む、すべてのカップルが共依存であるとは限りませんが、それが苦痛を与えているとしたら、関係は不健康なものかもしれません。経済的依存自体は本質的に共依存ではありませんが、他の共依存の兆候と組み合わさると、問題になることがあります。

断れない

共依存は、個人とその関係に影響を与える複雑な問題であり、しばしば誤解されることがあります。共依存は、感情的、身体的、または経済的なニーズを満たすために、ある人が他の人に大きく依存し、しばしば自分自身の幸福を犠牲にすることをいいます。共依存のカップルに共通する特徴の1つは、お互いにノーと言えないということです。小さなことのように思えるかもしれませんが、この行動は、より深い問題の兆候である可能性があります。

 

パートナーの一方が常に相手を喜ばせる必要があると感じたり、ノーと言ったときに罪悪感を感じたりする場合、共依存の兆候である可能性があります。この傾向は、パートナーのニーズを無視して自分のニーズを満たすために相手を利用している場合、特にダメージを与える可能性があります。この場合、常にイエスと答えて、相手の要求を飲んでいるパートナーは、憤りを感じたり、関係に窮屈さを感じたりして、さらなる問題に発展する可能性があります。

 

注意すべきは、「ノー」と言うことに悩むカップルのすべてが共依存であるとは限らないということです。人間関係において、境界線を引いたり、自己主張したりすることが難しいと感じる理由はたくさんあります。しかし、この行動が苦痛の原因となっていたり、関係の不健康なパターンにつながっていたりする場合は、共依存の可能性を探る価値があるのかもしれません。

経済的な依存

夫婦は、基本的にある程度経済的に依存しているものです。ですが、経済的な依存は、共依存カップルの兆候である可能性もあります。

一方のパートナーが経済的なサポートを他方にのみ依存している場合、関係に不均衡が生じます。その結果、罪悪感、憤り、支配欲などの感情が生まれることがあります。経済的に依存しているパートナーは、たとえそれが自分にとって健全でないとしても、その関係に留まらなければならないという窮屈さや義務感を感じるかもしれません。

ある関係では、パートナーの一方が家にいて子供の世話をし、もう一方が外で働くことを選択することもあります。しかし、経済的依存が、境界線の欠如やコントロールの問題など、他の共依存の兆候と結びついたとき、それは問題になる可能性があります。

 

子供のとき常にさびしかった

形成期に孤独を経験した子どもは、大人になってからの人間関係において共依存的な傾向を持つことがあると観察されています。これは、孤独が感情的なサポートや承認に対する根強い欲求につながることが多いためで、適切に対処されないと共依存症として現れることがあります。共依存的なカップルとは、互いが互いを認め合い、精神的な支えを求めて依存し合い、個々のアイデンティティが曖昧になるようなカップルのことです。このことは、一方のパートナーが自分のニーズや欲求を犠牲にして他方のパートナーに尽くしたり、両パートナーがお互いのネガティブな行動を許容したりするなど、不健全な関係に発展することにつながる場合があります。

 

幼少期に孤独を経験したすべての人が共依存カップルの一員になるわけではないことに注意することが重要です。しかし、幼少期の孤独は、共依存傾向を生み出す危険因子となり得ることが、研究によって示されています。したがって、幼少期に孤独を経験した人は、この潜在的なリスクを認識し、満たされなかったかもしれない感情的なニーズに対処するために対応することが重要です。

なんでもしてあげたいと考えがち

共依存関係では、一方のパートナーがもう一方のパートナーの面倒を見なければならないと強く感じて、しばしば自分自身のニーズや幸せをないがしろにしてしまうことがあります。相手のために何でもしてあげたいと思うのは、共依存関係によく見られる特徴です。このような行動は、見捨てられることへの恐れや、自分が相手によって承認されたい、相手をコントロールしたい、という衝動によって引き起こされることが多いのです。

 

共依存のカップルは、自立と依存のサイクルに巻き込まれ、それを断ち切ることが難しい場合があります。片方のパートナーがもう片方のパートナーの世話をすればするほど、もう片方のパートナーは自分に依存するようになります。そのため、依存される側は憤りや不満を感じるようになり、パートナーのニーズに圧倒され、追い詰められたと感じるかもしれません。

 

共依存を放置しておくと、双方のパートナーの健康と幸福感に深刻な影響を及ぼすことがあります。共依存のカップルは、依存症、不安感、うつ病、低い自尊心などの問題に悩まされるかもしれません。また、健康的な境界線を維持することが難しくなり、さらなる人間関係の問題を引き起こす可能性があります。

 

共依存から抜け出すためには、夫婦がその兆候を認識し、それに対処するためのステップを踏むことを学ぶ必要があります。そのためには、セラピーを受け、健全な境界線を設定し、自分たちのニーズと幸福を優先することを学ぶことが必要かもしれません。時間と努力次第で、共依存症のカップルは、相互尊重とサポートに基づいた、より健康で充実した関係を築くことが可能です。

連絡の頻度が多い

夫婦が連絡を取り合い、定期的にコミュニケーションを取るのは普通のことですが、過剰な連絡は共依存の赤信号となることがあります。共依存関係では、一方のパートナーは、もう一方のパートナーと常に連絡を取っていないと、不安や苦痛を感じることがあります。一日中、常にメールや電話をしたり、相手の様子をうかがったりして、相手がすぐに反応しないと動揺することがあります。

 

また、共依存的なカップルにとって、頻繁な連絡は、絆を強め、互いにつながっていると感じるための方法である場合もあります。共依存的なカップルは、自分たちの関係の根本的な問題に対処するのを避けたり、不快感や不安感から気を紛らわせたりする方法として、常に連絡を取り合うことをするかもしれません。

あなたやあなたのパートナーが共依存関係にあるかもしれないと思ったら、専門家に助けを求めることが重要です。

 

アルコール依存症など依存症や精神疾患を持っている

共依存はさまざまな形で現れますが、共通の兆候として、パートナーの一方がアルコール依存症などの依存症や精神疾患を抱えている場合があります。

 

依存症や精神疾患があるからといって、それがもとで、夫婦が共依存になるわけではありません。しかし、依存症や病気を持たないパートナーが、パートナーの世話をしたり、パートナーの欲求を満たしたりすることに責任感を持つかもしれません。そして、これは健康的な関係とは言えないのです。

 

キケンな共依存カップルの重大な危険性のひとつは、感情的なアンバランスを引き起こす可能性があることです。両者は互いに感情的に依存していますが、一方のパートナーが他方のパートナーに対してより多くの支配力を持つ可能性があります。これは権力闘争につながり、より多くのコントロールを持つパートナーは、それを使ってもう一方のパートナーを操り、コントロールする可能性があります。これは感情的な虐待につながる可能性があり、もう一方のパートナーの精神的な健康に有害なダメージを与える場合があります。

 

キケンな共依存カップルのもう一つの兆候は、自己アイデンティティの喪失です。お互いに依存しすぎて、自分らしさを失ってしまうことがあります。自分の好き嫌いを忘れてしまい、自分のアイデンティティが相手のアイデンティティと絡み合ってしまうようなことが起きます。

これは、自分の個性を無くしてしまい、両方のパートナーにとって有害です。

 

結論として、キケンな共依存カップルは深刻な結果をもたらす可能性があり、それに伴う危険性を認識することが不可欠です。感情的なアンバランス、自己同一性の喪失、感情的な虐待などは、このような関係から生じる重大な危険の因子です。このような問題を克服し、健全で自立した関係を築くためには、専門家の援助と指導を受けることが不可欠です。

子どもとの関係も共依存関係へ

人間関係における共依存は危険であり、パートナー双方に様々な悪影響を及ぼします。共依存に陥ると、お互いに依存しすぎて、自立した行動がとれなくなります。このことは、子供との共依存関係にもつながります。親の行動や言動が、子供にとって何が最善かではなく、子どもは知らぬうちに相手を喜ばせたいという欲求を持ってしまいます。

 

共依存のカップルは、子どもよりも自分たちの関係を優先してしまい、ネグレクトや精神的なダメージにつながることがあります。これは、パートナーの機嫌を損ねることを恐れて子どもをしつけなかったり、子どもを人間関係の葛藤の駒として使ったりと、さまざまな形で現れます。また、共依存家庭の子どもは、精神的な確認やサポートを親に求めるようになり、自らも共依存的な傾向を持つようになることがほとんどです。

 

子どもを放置・虐待へ

共依存とは、一方のパートナーが他方のパートナーに精神的な支えや確認を強く求めている関係性を表す言葉です。これは、表面的には無害に見えるかもしれませんが、パートナーの一方または両方が、自分の責任や義務を放棄して、お互いに過度に依存するようになると、すぐに危険な状態になることがあります。これは、特に子供がいる場合に起こりえます。共依存的な夫婦がお互いのことだけに集中すると、子どもへのケアが出来なくなってしまいます。食事、住居、医療など、子どもの基本的なニーズがおろそかになってしまうのです。これは、子供のネグレクトや虐待など、深刻な事態につながる可能性があります。

 

共依存の親がいる家庭で育った子どもは、身体的なネグレクトだけでなく、精神的・心理的な虐待を受けることが多いのです。食事や衛生面などの基本的なニーズがないがしろにされることもあれば、精神的なサポートや養育がおろそかにされることもあります。その結果、自尊心の低下、不安、うつ、さらには行動上の問題など、深刻な発達上の問題を引き起こす可能性があります。

 

注意すべきは、すべての共依存カップルが危険なわけではなく、また、すべての育児放棄や虐待のケースが共依存によって引き起こされるわけではないということです。しかし、共依存の兆候を認識し、危険な状態になる前に、問題に対処するための手段を講じることが重要です。そのためには、カウンセリングやセラピーを受けたり、関係性の中で境界線や制限を設けたり、家族や友人などの外部のサポートを求めたりすることが必要です。

 

結論として、「子どものネグレクトと虐待」につながる危険な共依存カップルの危険性と結果について、もっと知ることが大切です。この問題は、関係する子どもたちに長期的な影響を与える可能性があるため、無視することはできません。もし、あなたやあなたの知り合いが共依存に悩んでいたり、チャイルドネグレクトや虐待に対処しているのであれば、すぐに助けを求めてください。適切なサポートがあれば、こうした有害なパターンから抜け出し、子どもにとって、より健康的な環境を与えることができます。

離婚一直線でも離婚できない!?

危険な共依存カップルがもたらす結果は、深刻で長期に渡る可能性があります。離婚を望むパートナーは、関係から逃れられないと感じ、うつ病、不安、身体的な健康問題につながるかもしれません。支配的なパートナーは、感情的な操作や虐待を使って関係を維持し、もう一方のパートナーが離れることを難しくすることがよくあります。

 

共依存カップルの危険性は、その関係にある子どもたちにも影響を及ぼします。子どもたちは、絶え間ない喧嘩や感情的な虐待の渦中に巻き込まれ、長期的な心理的ダメージにつながる可能性があります。離婚を望むパートナーは、子供の幸福に対して罪悪感と責任を感じ、有害な関係から離れることをさらに難しくしてしまうかもしれません。

私も幼いころそうでした。父親と母親がいつもケンカしているため、そこに巻き込まれ、父親が母親に暴力をふっていたこともあり、それを目撃した私は、ひどく傷つきました。こうして、子どもは知らず知らずの内に、親の関係に巻き込まれていくのです。

DV・モラハラ

共依存関係は非常に危険で、家庭内暴力やモラルハラスメントなどの深刻な事態につながる可能性があります。共依存関係では、両パートナーが互いに感情的に依存し合い、一方のパートナーが他方の不健康な行動を可能にすることさえあります。その結果、有害な行動の連鎖が生じ、それを断ち切ることが難しくなります。

 

共依存のカップルは、境界線を設定するのが難しく、コミュニケーションに苦労することがよくあります。これが恨みや怒りの感情につながり、言葉や身体的な虐待にエスカレートすることがあります。ドメスティック・バイオレンスは、身体的、感情的、性的な虐待など、さまざまな形態をとることがあります。ドメスティック・バイオレンスの被害者は、しばしば閉塞感を感じ、この状況から逃れる方法がわからないのです。

 

モラルハラスメントは、共依存関係のもう一つの危険です。これは、一方のパートナーが、感情的・心理的な虐待を通じて、もう一方のパートナーを支配し、操作する場合に発生するものです。この種の虐待は、支配されている側のパートナーに無価値感をもたらし、被害者の精神的健康に長期的な影響を与える場合があります。

心と身体の病気

共依存のカップルは、不健康なまでに互いに依存し合い、しばしば独立して生活することができないと感じるほどになっています。これは、精神的・肉体的な病気など、さまざまな悪い結果を招く可能性があります。

 

共依存のカップルは、自尊心の低さ、境界線の狭さ、コミュニケーション能力の欠如などの問題に悩まされることが多いようです。これらの問題は、お互いを束縛し、支配し、操るなど、さまざまな否定的な行動につながる可能性があります。このようなパターンは、時間の経過とともに深く刻み込まれ、断ち切ることが非常に難しくなります。

 

共依存カップルの最も大きな危険の一つは、精神的・肉体的な健康への影響です。共依存的な関係は、多くの場合、高レベルのストレス、不安、うつ病を特徴とします。その結果、慢性的な痛み、頭痛、消化器系の問題など、さまざまな身体的な健康問題を引き起こすことがあります。

 

身体的な健康リスクに加え、共依存関係は精神的な健康にも多大なダメージを与える可能性があります。共依存的な関係にある人は、不安、うつ病、依存症などの問題に悩まされることがあります。共依存のサイクルから抜け出せず、関係に囚われていると感じることがあります。

共依存を克服し抜け出す方法

あなたは共依存に悩まされていますか?自分のことよりも他人のことを優先し、他人のために自分の幸福を犠牲にしていると気づいていますか?今こそ、自分の人生を取り戻し、共依存を克服する時なのです。

最初のステップは、自分に問題があることを認識し、助けを求めることです。セラピストやサポートグループに助けを求めることを恐れないでください。

 

共依存を克服するためのもう一つの重要な側面は、健全な境界線を設定することです。必要なときに断ることを学び、自分のニーズや欲求を優先させましょう。最初は不快に感じるかもしれませんが、自分自身の成長と幸福のために必要なことです。

また、自尊心と自己価値を高める努力も大切です。セルフケア(自分を大切にすること)を実践し、自分のニーズや感情が、大切であることを実感しましょう。

共依存からの脱却は困難な道のりですが、それに見合うだけの価値があるものです。自分を愛し、大切にすることを学ぶことで、自分自身の人生を向上させるだけでなく、他人との関係も改善することができます。あなたには、健康で幸せな人生を送る資格があり、それを実現する力があることを忘れないでください。共依存を克服し、そこから抜け出し、自分にふさわしい人生を歩み始めるために、今日、最初の一歩を踏み出しましょう。

共依存関係と自覚する

共依存的な関係にとらわれ、息苦しさを感じていませんか?自分のことよりも相手のことを優先してしまうことがありませんか?もしそうなら、一歩下がって、あなたの人間関係を評価する時です。共依存を克服し、そこから抜け出すための最も効果的な方法のひとつは、まずそれを自覚することです。これは、あなたの関係の中に存在する不健康なパターンを認識し、認めることを意味します。

 

共依存関係を自覚するには、自分自身に正直になり、自分の行動や感情をしっかりと見つめることが必要です。つまり、相手からの評価や承認を求めることは健康的ではなく、相手を喜ばせたいと思い続けることは不可能であることを受け入れるということです。共依存のサインを見つけたら、共依存からの脱却に向けて行動を開始することができます。

 

共依存関係を自覚することは、健全な境界線を設定し、ノーと言うことを学ぶことでもあります。それは、パートナーの幸せには責任がなく、パートナーの問題を解決することはできないことを認識することです。自分のニーズや欲求を優先し、それをパートナーに明確に伝えるということです。最初は難しいかもしれませんが、練習と決意があれば、共依存を克服して、より健康で幸せな関係を築くことができます。

 

結論として、共依存関係を自覚することが、克服への第一歩となります。不健康なパターンや行動を認め、健康的な境界線を設定し、自分のニーズを優先することで、共依存のサイクルから抜け出し、より強く、より充実した関係を築くことができます。さあ、今日から最初の一歩を踏み出し、より健康で幸せな自分への旅を始めましょう。

専門家に相談する

あなたは共依存に悩んでいますか?自分のことよりも他人のことを優先し、自分の幸福や幸せをないがしろにしていることに気づいていますか?もしそうなら、行動を起こし、助けを求める時です。共依存を克服する効果的な方法の1つは、専門家に相談することです。専門家に相談することで、不健康なパターンから抜け出し、より強く、より充実した人生を築くために必要なツールと戦略を手に入れることができます。

 

専門家に相談すると、安全で協力的な環境の中で、自分の共依存行動の根本原因を探り、それを解決する機会が与えられます。あなたと専門医は一緒に、あなたの思考、感情、行動を見つめ、共依存につながる引き金を特定し、困難な状況を切り抜けるための新しい対処法を発見します。

 

おそらく最も重要なことは、共依存の専門家に相談することで、共依存パターンから抜け出すために不可欠な自己価値と自尊心の感覚を身につけることができるということです。自分の欲求を優先することを学ぶことで、他者と健全で相互支援的な関係を築くことができるようになるのです。

 

共依存を克服し、より充実した人生を築く準備ができたなら、迷わず専門医の助けを求めましょう。適切なサポートとガイダンスがあれば、不健康なパターンから脱却し、本当にふさわしい人生を切り開くことができます。

経済的に自立する

経済的に自立することは、共依存を克服するための最良の方法の一つです。共依存に悩んでいるのなら、他人の行動は変えられないということを理解することが重要です。しかし、自分の行動は変えることができます。その最良の方法の1つが、経済的に自立することです。つまり、経済的なサポートを誰かに依存することなく、自分で選択する自由を手に入れることができるのです。

 

経済的に自立するための知識を得ることは、共依存からの脱却を目指す人にとって不可欠です。そのためには、しっかりとした経済計画を立て、目標を設定し、その目標を達成するために行動することが必要です。予算管理、貯蓄、投資、効果的なお金の管理について学ぶ必要があります。また、経済的自立に伴う困難を乗り越えるために、交渉力、コミュニケーション力、問題解決力などのスキルを身につける必要があります。

 

経済的に自立することは、時間と労力を要するプロセスですが、最終的にはその価値があります。家計をコントロールすることで、自信と自尊心が生まれます。また、他人からどうしろと言われるのではなく、自分にとって何がベストなのかを考えて決断することができるようになります。これは非常に大きな力となり、共依存のサイクルから脱却するのに役立ちます。

 

共依存を克服し、自分の人生をコントロールしたいのであれば、今日から経済的に自立するための知識を身につけましょう。本や講座、ファイナンシャル・アドバイザーなど、あなたが始めるのに役立つリソースはたくさんあります。正しい知識とサポートがあれば、経済的自立を実現し、本当に望む人生を切り開くことができるのです。

 

一人の時間を作る

共依存を克服する最も効果的な方法の1つは、1人になる時間を作ることです。共依存とは、精神的なサポートや確認を得るために、他者に過度に依存する行動パターンのことです。これは精神的な健康を害し、アイデンティティの喪失につながる可能性があります。一人になる時間を持つことで、自分の内面と再びつながり、自分の人生をコントロールできるようになるのです。

 

一人になる時間を作ると、自分の考えや感情を振り返るスペースができます。そうすることで、自分の行動の中にある共依存的なパターンを特定し、それを克服するために努力することができます。また、他人のニーズにばかり目を向けるのではなく、自分のニーズや目標を優先させることができます。一人でいることが怖いという人もいるかもしれませんが、健全な自己肯定感を築くためには必要なステップなのです。

 

一人になる時間を作るには、いろいろな方法があります。早朝や寝る前など、毎日決まった時間を自分のために確保するのもよいでしょう。また、週末に一人で出かける予定を立てたり、インスピレーションが湧く場所に一人で出かけたりするのもよいでしょう。日記を書いたり、絵を描いたり、読書をしたりと、創造的な活動をすることも、自分自身とつながり、感情を処理するのに役立ちます。

 

結論として、一人になる時間を作ることは、共依存を克服し、健全な自己感覚を築くための強力なツールです。自分の行動の共依存パターンを特定し、それを克服し、自分のニーズを優先し、自分の内面と再びつながることができるのです。ですから、もしあなたが共依存に悩んでいるなら、一人になる時間をとって、自分に投資してください。最初は怖いかもしれませんが、それに見合うだけの報酬が得られます。

自分を尊重する。相手を尊重する。

共依存を克服し、抜け出すための最も効果的な方法の1つは、「自分を尊重する。相手を尊重する 」です。このシンプルで強力な原則は、人間関係において健全な境界線を確立し、自分自身の幸福の主導権を握るのに役立ちます。

 

自分を尊重することは、自分の価値と人としての価値を認めることです。境界線を設定し、不快感を与えてくるような人や、状況にはノーと言うことです。また、身体的、感情的、精神的に自分を大切にすることも大切です。自分を尊重することで、共依存的な行動に共通する、他人からの評価や承認を求める傾向がなくなります。

 

相手を尊重するということは、相手の自律性を認め、相手が自分で選択し決定できるようにすることです。相手を変えようとしたり、コントロールしようとせず、ありのままの相手を受け入れるということです。また、効果的にコミュニケーションをとり、心を開いて話を聞くということでもあります。相手を尊重することで、相互の信頼と理解に基づいた、健全で充実した人間関係を築くことができるのです。

 

この原則について詳しく学ぶことは、共依存から脱却し、健全な人間関係を築くのに役立ちます。本を読んだり、セラピーに参加したり、サポートグループに参加したりして、より深い洞察とツールを得ることができます。自分を尊重し、相手を尊重することで、愛と喜びと平和に満ちた人生を築くことができるのです。

 

まとめ

共依存は、あらゆる人間関係で起こりうる複雑な力学ですが、恋愛関係のパートナーシップや夫婦関係で最も一般的に見られるものです。共依存は、ある人が自分の精神的な幸福をパートナーに過度に依存する行動パターンのことを言います。これは、恨み、不満、そして虐待など、さまざまな否定的な結果につながる可能性があります。では、自分が共依存関係にあるかどうかは、どうすればわかるのでしょうか?共依存的なカップルの特徴として、境界線がない、感情を表現できない、常にパートナーからの承認や検証を必要としている、などが挙げられます。これらの特徴に心当たりがある場合は、自分の関係をよく観察し、健全な関係かどうかを検討する時期かもしれません。

 

共依存関係にあると判断した場合、次のステップは、共依存関係を終わらせる方法を考えることです。共依存は、しばしば相手への深い感情移入を伴うので、これは難しいプロセスかもしれません。しかし、共依存的な関係にとどまることは、当事者双方にとって有害であることを知ることが重要です。共依存関係を解消するためには、明確な境界線を設定し、自分のニーズや欲求を相手に伝えることが重要です。そのためには、セラピストやカウンセラーの助けを借りて、そのプロセスを導いてもらうことも必要かもしれません。

 

共依存的な関係から脱却することは、困難な道のりですが、それは可能です。最初の一歩は、自分には状況を変える力があることを認識することです。そのためには、関係を終わらせたり、自分の心の健康に集中するために休んだりするなど、難しい選択をする必要があるかもしれません。

また、運動や瞑想、支えてくれる友人や家族と過ごすなど、セルフケアを実践することも大切です。時間と根気さえあれば、共依存のサイクルから抜け出し、より健康的で充実した人生を送ることができます。

あなたへのメッセージ

もしあなたが、今のパートナーと共依存の関係だと感じるならば、恐れずに専門家と話しをすることをお薦めします。カウンセリングを受けてみるのです。そして、自分自身を取り戻し、共依存の関係から抜け出たときに、あなたは本当の意味での幸せを感じるでしょう。

私は、カップルカウンセリング(カップル・夫婦で共に行うカウンセリング)も行っています。いずれにしても、一度冷静になり、客観的に自分自身を観察する必要があります。それには、カウンセリングがとても役に立ちます。

共依存の関係から抜け出すのは、そう簡単ではないのは分かっています。でも専門家の手を借りれば出来るのです。

幸せになるために、恐れずに会いにきてください。一緒に考えていきましょう。

 

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共依存夫婦の特徴|深刻な問題になる前に https://selfesteem.jp/8047/ Thu, 24 Aug 2023 05:10:00 +0000 https://selfesteem.jp/?p=8047 共依存関係に陥っている夫婦は、しばしば深刻な問題に直面することがあります。 「共依存は自己喪失の病である」というように言われています(「共依存 苦しいけれど、離れられない」信田さよ子著)このように、夫婦が共依存関係になる ...

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共依存関係に陥っている夫婦は、しばしば深刻な問題に直面することがあります。
「共依存は自己喪失の病である」というように言われています(「共依存 苦しいけれど、離れられない」信田さよ子著)このように、夫婦が共依存関係になると、自分自身を失い、相手なしでは生きていけなくなります。

もし今あなたが、夫婦関係において疑問を感じているなら、これからの文章を読み進めていただきたいと思います。そうして、どうしたら、解決できるのか考えていただきたいと思います。

共依存の夫婦は相手に極度に依存し、支配することにより確立されている夫婦関係です。時に、依存関係に陥ってしまっている夫婦の場合は、行動を起こすことが必須となってきます。本記事では、共依存夫婦の特徴と、共依存から脱却する方法について解説します。

夫婦共依存の定義

夫婦共依存とは、互いに対して極度に依存し合い、はなはだしく不健康な関係のことを言います。互いの問題を解決しようとすることで、お互いに相手を支配し、自分自身の価値感を確認しようとする心理的な状態です。共依存夫婦は、それが不健康であるとどこかで分かっていたとしても、それを認めません。認めると、自分が崩れてしまうと感じているからです。共依存の夫婦は、常にお互いを必要とし、互いに依存している状態にあります。

夫婦共依存の特徴・考え方

共依存夫婦は、自分自身を犠牲にして、相手に尽くすことで、自分自身の価値を確認しようとする傾向があります。また、相手の要求に過度に敏感に反応し、自己主張ができなくなることもあります。共依存夫婦は、互いに相手を支配することで、自分自身を守ろうとします。それは言葉を変えれば、その夫、そして妻の弱さの現れとも言えます。

相手に尽くさなければと考えてしまう

共依存夫婦は、相手に対して過剰に尽くし、自分自身を犠牲にしてしまう傾向があります。自分自身の意見や感情を押し殺して、相手の要求に応えようとします。このような行動は、自己犠牲を伴い、決して健康な精神状態とは言えません。それゆえ、共依存の夫婦は、何らかの問題を抱えているのが普通です。

たとえば、精神的に安定しない、ウツ状態にいる、アルコールや薬物への依存がある、などです。

相手の機嫌や気分に敏感

共依存夫婦は、相手の機嫌や気分に非常に敏感です。相手が不機嫌な時には、自分のせいではないか、と考えたりします。また、相手の要求に応えることで、自分が承認された感じがして、それがその人に一時的な心理的安定感を与えます。

連絡の回数が異常に多い

共依存夫婦は、連絡の回数が異常に多い傾向があります。相手の存在を確認し、自分自身が安心できるようにするために、相手とのコンタクトを多くとることがあります。

あるクライアントさん(50代・女性)は、ある男性と再婚したばかりです。その再婚した夫からの連絡が過度に多くて、不安になってカウンセリングに訪れました。彼女が買い物に出かけると、帰ってくるやいなや「一体どこに行ってたんだい?」と根ほり葉ほり聞いたりします。そして、彼女が友人と旅行に出ると、毎日ものすごい量のメッセージを送ってきます。彼女はこんな夫とどう接していけばよいのか、戸惑っていました。

カウンセリングが進むにつれ、彼女は夫が彼女に依存している、ある種「共依存の関係」だったと知ることができました。そして、時間はかかりましたが、夫と別居することができ、今自由な時間を楽しんでいます。

互いに束縛しあっている

共依存夫婦は、互いに束縛しあっていることがあります。相手が自分自身から離れてしまうことを恐れて、相手をコントロールしようとする傾向があります。このような行動は、相手に対して支配的とも言えます。

例えば、ある夫婦の場合、妻が、夫が外で友達と飲むことをひどく嫌がっていました。妻は、夫が常に自分と一緒にいることを強要し、夫はそれに窮屈さを感じていました。ひとたび、夫が外出すると、頻繁に電話をかけ、そのせいで、夫の友人たちから彼はうとまれ、今では飲みにいく相手がいなくなってしまったと言います。ただ、この夫婦は続いています。おそらく、夫も共依存なのでしょう。

一心同体感が強い

共依存夫婦は、相手と一体化するような感覚を持ち、互いに相手を理解することで自分自身が存在していることを感じようとする傾向があります。これは、相手に依存していることを示すだけでなく、自分自身を見失ってしまうこともあります。いわゆる、相手と一体化することにより、自分がない状態に陥っているのです。「夫婦といえども、他人。」この概念が、共依存の夫婦にはないのです。

危険とされる共依存夫婦の特徴

共依存夫婦の場合、相手に対して強い依存心を持つため、問題が生じると深刻なものに発展する可能性があります。例えば、精神的な問題や不安、孤独感、経済的な問題などが、共依存夫婦の関係に悪影響を与えることがあります。このような状況が続くと、お互いにとって危険な関係となり得ます。

DVやモラハラがひどい

共依存夫婦の場合、相手に強い依存心を持つため、相手からの暴力的な行動やモラハラにも耐える傾向があります。しかし、このような行動が長期間続くと、深刻な精神的・身体的なダメージを与えることがあります。このため、共依存夫婦は、DVやモラハラなどの問題が発生した場合には、専門家の支援を受けることが重要です。

まさに私の父親と母親が、共依存の関係でした。父は酒乱でアルコール依存症。母は父が飲むと暴力を振るわれ、いつも泣いていました。幼い私たちの前で、父が母に暴力をふっているところを見たことがあり、私はとても傷つき、泣きました。

母は、父の飲酒問題をどうにかしようと思い、必死で対処しようとしていたのだと思います。そのせいで、母は、私たち姉妹には関心を寄せず、私たちは、ほぼ両親からのネグレクトの状態で育ちました。

その内、母は、このDV地獄から逃げるようにして、他に男を作り、逃げていきました。そして、後程、父との離婚が成立しました。今、母はその男性との間に一児をもうけ、幸せに暮らしています。私と母との縁は、母の私への拒絶により、切れてしまいました。

お金に対してルーズ

共依存夫婦は、相手に対して過剰な依存心を持っているため、自己犠牲をしてでも相手を助けようとする傾向があります。このため、お金に対してルーズな傾向があり、借金や負債が膨らむことがあります。そのため、お金の管理については、相手と話し合いを行い、ルールを決める必要があります。

ある夫婦の問題です。夫が、外で風俗などで遊んでいました。妻は全然そのことに気付きませんでした。ですが、そんなにたいそうなお金など夫は持っているはずもなく、消費者金融から借金を重ねていました。そんな時、何かおかしいと感じた妻は、夫の借金のことについて気付き、夫を問い詰めたら、なんと借金は数千万にもなっていると言われました。

途方に暮れた彼女は、貯金を崩すなどどうにかして夫の借金を返したのです。ですが、夫のお金へのルーズさは消えず、今も外で遊び、借金を作り続けています。まさに、この夫婦は共依存の関係なのです。

浮気癖がある

共依存夫婦の場合、相手との関係に依存しているため、浮気などの問題が生じた場合にも、苦々しく思いながらも、相手を許してしまう傾向があります。しかし、浮気や不倫は、夫婦関係に大きな傷を与え、関係を悪化させることがあります。このため、共依存夫婦は、相手の浮気などの問題がある場合には、専門家の支援を受けることが重要です。

酒癖が悪い

共依存夫婦の場合、ストレスや不安感などが原因で、酒や薬物に依存する傾向があります。また、お互いに強い依存心があるため、相手が酒や薬物に依存している場合には、その問題に対して手を差し伸べようとする傾向があります。

まさに、私の父親と母親がそうでした。父は酔うと人が変わったようになりました。私も幼い頃、父から暴力を受けたことがあります。ですが、母親はどうにかこの夫婦関係を継続させようと必死でした。そして、夫の問題を解決しようとしていたのです。そのせいで、父から暴力を振るわれざんまいで、とても悲惨でした。

しかし、相手がお酒への依存症に陥っている場合には、専門家の介入が必要です。また、酒癖が悪い場合には、私の父のように、相手に対して暴力的な行動やモラハラなどの問題が発生することがあります。父は母がいなくなり、私たち姉妹と3人で暮らしていたときには、酒に酔って帰ってくると、私たち姉妹に怒号を吐き、私たちは、夜中ひっそりと、父が眠るまで我慢するしかありませんでした。

子離れができなくなる

共依存夫婦の場合、お互いに依存し合うだけではなく、子どもにも依存する傾向があります。子どもは何も分からないので、親から依存されるとそれが普通だと思い、自分も親に依存し、親と共依存の関係に陥ってしまうのです。

お互いに強い依存心があるため、親は子供たちから離れることができなくなる傾向があります。子どもがカウンセリングなどで自立心を取り戻し、家を出る、結婚をする、などの場合は、共依存である親は、子どもの自立に対し、うろたえ、阻止しようとします。

このため、共依存夫婦は、子供たちの独立や成長を支援するために、専門家の支援を受けることが重要です。

夫婦共依存を放置した末路

共依存夫婦は、お互いに過剰な依存心を持っており、自己犠牲的な行動を取りがちです。

このような状況が長期化すると、夫婦の間でさまざまな問題が発生することがあります。例えば、相手への依存が深まりすぎると、自己犠牲的な行動が当たり前になってしまい、自分自身の意見や欲求を抑えることが普通となり、それによりストレスを抱えることになります。

また、相手の問題を解決するために自分自身を犠牲にすることが多くなるため、精神的なストレスや身体的な問題を引き起こすこともあります。

例えば、心理的に不安定になる、ウツ状態になるなどの精神的なことから、体に不調が出てくるなどの身体的なものまであります。心と身体は一体なので、どちらに症状が出ても、おかしくないのです。

いつまでたっても問題が解決しない

共依存夫婦は、問題が起きた際に相手に対してすぐに手を差し伸べるため、問題が解決せずに長期化することがあります。借金や浮気、お酒、DVの問題などです。また、問題が解決されたとしても、なぜ問題を起こすのかという、根本的な原因が解決されない場合には、問題が繰り返される可能性があります。そのため、共依存夫婦は、問題解決について真剣に取り組み、専門家の支援を受けることが必要です。

我慢する側が健康でいられなくなる

共依存夫婦は、相手に対して優しくすることが当たり前であるため、自己犠牲的な行動を取りがちです。しかし、自己犠牲的な行動を繰り返すことで、身体的な問題や精神的なストレスを引き起こすことがあります。また、自分自身の欲求や意見を抑えることで、自分自身を否定することになり、自尊心が低下することもあります。共依存関係の依存される側の人間は、大抵、自己肯定感が低いのです。

離婚できなくなる

共依存夫婦は、お互いに強い依存心を持っているため、離婚することができなくなることがあります。また、共依存夫婦は、自己犠牲的な行動が当たり前であるため、自分自身を優先することができません。自分の幸せを犠牲にすることが相手の幸せに繋がると勘違いしているため、両者ともいつまでたっても幸せにはなれません。この状態を放置すると、夫婦関係が破綻するだけでなく、深刻な健康問題や経済的問題も引き起こす可能性があります。

夫婦共依存の状態を解消するには?

夫婦共依存の状態を解消するためには、専門家などの力を借りて自己分析を行い、自分自身を客観的に見つめ直すことが必要です。自分が共依存になっている理由や、自分自身が本当に欲しているものを考えることが大切です。そして、夫婦で話し合い、共依存関係から脱却する方向性を決めることも必要です。

別居して物理的に距離を置く

共依存関係から抜け出すためには、一時的に物理的に距離を置くことも必要です。例えば、別々の部屋で寝る、別居をするなど、物理的に距離を置くことは有効です。また、家事を分担する、個人的な趣味や、それぞれの友人関係を持つなど、夫婦それぞれが自立した行動を取ることは大切です。

精神的・経済的自立を目指す

夫婦共依存の問題を解決するためには、精神的・経済的な自立を目指すことも重要です。

精神的には、自分ひとりでも生きられる強い力を持つことが大切となっていきます。自己肯定感を高めることは、これに繋がります。

また、経済的に自立し、お互いに依存しない関係を作ることも有効です。

日本では、昔は専業主婦の家庭が多かったですよね。すると知らず知らずの内に夫は妻に対してマウントを取る傾向が強くなります。意識しているにせよ、無意識にせよ、「俺が食わせてやっているんだ」と思う男性もいると思います。すると妻はその気持ちを察し、夫に尽くすという共依存の関係が出来てしまいます。ですので、妻も何らかの形で収入を得ていた方が、夫婦が共依存の関係に陥らない可能性が高くなります。

カウンセリングを受ける

夫婦共依存の問題は深刻なものであり、カウンセリングを受けることも一つの解決策となります。

カウンセリングを受けることで、自分自身の問題や考え方を客観的に見つめ直し、夫婦関係の問題解決に向けてアドバイスを受けることができます。

夫婦でのカウンセリングだけでなく、個別でのカウンセリングも必要に応じて受けることが重要です。そして、共依存の夫婦は、カウンセリングを受け、専門家のアドバイスを受けることが必須となってきます。

なぜ、お互い、共依存の関係に陥りやすいか、などに「気付く」ことで、共依存の関係から脱却することが可能になってくるからです。

「気付く」ことから、全てはスタートします。

夫婦共依存に気が付いたら即行動を

夫婦共依存に気づいた場合、早期に行動を起こすことが重要です。放置すると深刻な問題に発展し、夫婦関係や個人的な健康に悪影響を与える可能性があります。

まずは自分自身が共依存になっていることを認め、専門家やカウンセラーに相談することが大切です。カウンセリングや心理療法を受けることで、共依存についての理解が深まり、適切な対処法を学ぶことができます。

また、夫婦共依存の状態を解消するために、別居することや精神的・経済的自立を目指すことも考えられます。別居することで、物理的な距離を置くことができ、お互いの独立性を取り戻すことができます。精神的・経済的自立を目指すことで、本当の意味で自立することが可能になります。自立は、共依存関係から抜け出す第一歩です。

まとめ

今もしあなたが、自分の夫婦関係に疑問を持っているとしたら、それはもしかして、根本的な部分で、「共依存」が絡み合っているのかもしれません。

夫婦は、ある程度、お互いに依存しながら生きています。これが健康的なレベルだったら良いのですが、共依存の場合、不健康にまでお互いに極度に依存していることになります。それは、精神的、身体的に過度なストレスを課し、後々問題となってきます。

最も重要なことは、行動を起こすことです。共依存になってしまった状態を放置してしまうと、問題が悪化する可能性があります。早期に自己認識し、適切な対処法を学び、行動することが、夫婦関係や個人的な健康を守るために必要になってくるのです。

あなたへのメッセージ

共依存は、夫婦、親子の間で起きやすい状態です。決してまれなことではありません。

もしあなたが、自分は共依存かもしれない、と思ったら、迷わず行動を起こしてください。

まずは、専門家のドアをたたくことが、最優先かもしれません。あなたが、本当に共依存の関係なのか、見極めることができるからです。

共依存であることは、決して恥ずかしいことではありません。なぜなら、誰でも共依存の関係に陥る危険性を秘めています。

あなたが、専門家のドアをたたき、健康的な状態になるステップを歩み始めることを、私は願っております。

私はいつもあなたの見方です。何かあったら、いつでもカウンセリングにお越しください。

引用元一覧

「共依存 苦しいけれど、離れられない」 信田さよ子著

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共依存とは、お互いが精神的にはなはだしく不健康に依存しあっている関係のことをいいます(「毒になる親」スーザン・フォワード著)。

この記事では、共依存の原因や特徴、そして自己診断に使えるチェックリストを紹介します。共依存に陥っている可能性がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

共依存とは

共依存とは、自己の要求や欲求を犠牲にして他人に依存する心理的状態のことを指します。共依存の特徴として、①相手に合わせすぎる、②自分の感情や欲求を抑えてしまう、③自分自身の幸せよりも相手の幸せを優先してしまうなどが挙げられます。共依存の関係にある人々は、お互いに依存し合いながら、しばしば不安やストレスを抱えることになります。そして、健全な関係を育むことや、個人の成長を阻害する場合は、その関係性に問題が生じることもあります。

共依存の歴史

共依存の概念は、アルコール依存症の治療に携わる心理学者の一人であるメロディ・ビーティによって提唱されました。彼女は、アルコール依存症に悩む人々の周りにいる家族や友人たちにも、共依存の傾向があることを指摘しました。共依存の概念は、その後、様々な依存症に関する問題にも使われるようになりました。

共依存の定義

共依存は、自分自身の欲求や感情を無視して、他人の欲求や感情に合わせてしまう傾向がある心理的状態を指します。共依存の人々は、しばしば自己評価が低く、自分自身を犠牲にすることで、他人からの承認や愛情を得ようとします。また、共依存の人々は、相手に過度に依存しているため、相手の行動や感情に左右されやすく、不安やストレスを抱えることがあります。

共依存を起こす5つの核症状

共依存を引き起こす5つの核症状には、①他人の意見や感情に合わせること、②自分自身を犠牲にすること、③相手の問題を自分の問題として扱うこと、④自分自身の問題を放置すること、そして、⑤自己否定的な思考や感情を持つことがあります。これらの症状は、共依存の人々が自分自身を犠牲にして、他人に合わせすぎることで生じます。

自尊心の問題

自分自身を犠牲にして他人に合わせすぎるため、自分自身に対する評価が低くなってしまうことがあります。また、共依存の人々は、自分自身の欠点や失敗について厳しく自己評価を行い、自分自身を責める傾向があることも特徴的です。

私も自己肯定感が低いときはそうでした。あまりに相手に合わせ過ぎるため、いつも「自分はみじめだ…」と思っていました。相手に合わせすぎるために、自分自身を見失い、自尊心を低めていたのだと思います。

境界の問題

自分自身と他人の間に明確な境界線がなく、自分自身と他人を区別することが困難になっていることがあります。これにより、自分自身の問題や欲求を適切に扱えず、相手に依存してしまうことがあります。自分と相手との境界線があやふやだと、自分自身を強く保っておくことができないのです。そうして、最後には相手に依存した状態になってしまいます。

現実性の問題

自分自身や相手の問題を過度に理想化したり、問題を解決するための現実的な方法を見落としたりすることがあります。また、共依存の人々は、自分自身が何を望んでいるかをはっきりと理解していないため、他人に依存してしまうことがあります。これは、まさに「自分がない」ことを指します。自分自身がないと、「他人任せ」になってしまうのです。

依存の問題

他人に依存しすぎて、自分自身が犠牲になってしまうことがあります。共依存の人々は、自分自身を犠牲にして相手を支えることが目的になってしまい、相手からの承認や愛情を得るために自分自身を犠牲にすることがあります。自己肯定感が高いと、相手の承認を得ることは必要ないのですが、自己肯定感が低いと相手や周りの承認を欲しがり、そのために頑張ってしまいます。

中庸の問題

共依存の人々は、自身の感情や意見を適切に表現できず、他人との衝突を避けたいあまり、自分自身の感情や意見を抑え、相手に合わせることがあります。また、共依存の人々は、自分自身の感情や意見を表現することができず、他人に依存して解決策を見つけようとすることがあります。

共依存になりやすい状態

共依存になる可能性が高い状態には、
①アルコールや薬物の乱用者との関係がある場合、
②虐待的な家庭環境で育った場合、
③身体的、性的、または心理的な虐待を受けた経験がある場合、
または
④不安定な家庭環境での養育環境がある場合が挙げられます。
また、
⑤自分の中の何かが欠けており、他人とのつながりを極度に求める傾向のある人物も、共依存になりやすい傾向があります。

家族関係

親が子どもに対して過保護になり、子どもに自己肯定感を育ませず、自分の価値観に従わせるような育て方をすると、その子どもが共依存的な人格を形成する可能性が高くなります。

私のクライアントAさん(30代・男性)も、母親に支配的に育てられている環境にいました。いつも母親の言うことを強制的に聞かされ、従わされ、本人いわく「まるでカゴの中の鳥」でした。そのため幼い頃より、非常に不安定で、自己肯定感も低く、何より人に依存的でした。相手の言うことを聞き、相手の機嫌を取り、自分よりも相手を優先していました。そういう人でしたので、恋愛も上手くいかず、職場でもいいように扱われていました。

ある日、一念発起したAさんは、私の元を訪れました。そして、カウンセリングを始めたのです。彼は自分がどれほど母親に依存的になっていたのか(されていたのか)気付くことができ、少しずつ自分自身のことを理解していきました。そして、最終的には実家から引越し、一人暮らしを始めました。ほどなく、素敵なパートナーが見つかり、結婚するに至りました。その彼女との関係はとても健康的なもので、子どももでき、彼は今自分の家族を持てて幸せだと言っています。

恋愛関係

例えば、相手の意見や感情に過剰に反応し、相手に合わせすぎることで、自己肯定感が低下し、相手の意見や感情が優先されるようになります。また、相手に依存しすぎることで、自分自身の問題を放置し、相手に責任を転嫁する傾向があります。また依存的な関係では、一方が支配的で、他方がそれに服従する関係性が生まれます。そうしたことで、健康的な関係性を構築できません。これでは一見上手くいっているようでも、その関係は必ず破たんします。

職場関係

例えば、上司や同僚との関係で、部下は自分自身の意見を抑え、上司に合わせすぎることがあります。また、職場での評価や承認を求めるあまり、過剰に働きすぎる傾向があることも上司と部下、または周りと自分との共依存の関係性につながる可能性があります。

共依存度チェックリスト

このチェックリストは、共依存的な傾向があるかどうかを判断するために利用されます。チェックリストはあくまでも参考となるものであり、自己診断に基づいた治療や診断はせずに、専門家に相談することをおすすめします。

 

(自己肯定感)

  • 私は他人からの承認や評価がないと、自分を価値ある人間だと感じられない。
  • 自分には欠点が多く、完璧でなければならないと感じている。
  • 自分自身を好きになることが難しいと感じている。

(他者への過剰な配慮)

  • 私は他人に合わせることが多く、自分の意見や欲求を抑えてしまう。
  • 相手に嫌われたくないと思って、自分の意見や感情を言えないことがある。
  • 他人の問題を自分の問題として考え、解決しようとすることがある。

(境界の問題)

  • 私は自分と他人の間に境界を設定することが難しいと感じている。
  • 他人の問題が自分の問題になってしまうことがある。
  • 自分の感情や欲求が他人の影響を受けやすいと感じている。

(依存)

  • 私は他人に頼らないと、自分の生活が成り立たないと感じている。
  • 他人の承認や評価がないと、不安や恐怖を感じてしまう。
  • 他人の問題を解決することで、自分自身の問題から逃れようとすることがある。

(現実性の問題)

  • 私は自分自身や他人に対して、現実的な期待を持つことが難しいと感じている。
  • 問題を正確に把握し、適切な対処をすることが難しいと感じている。
  • 現実的な目標を設定することが難しいと感じている。

 

自己評価の結果、多くの「はい」があった場合、共依存的な傾向がある可能性が高いです。

共依存から抜け出す方法

共依存から抜け出すためには、まず自分自身を知り、自分を大切にすることが大切です。自分自身に向き合い、自分の欲求や感情を認め、自分自身に責任を持つことが必要です。また、専門家のカウンセリングやセラピーを受けることも効果的です。自分の問題について話すことで、新しい視点を得ることができます。

距離を置いたり別れたりする

相手に依存していることが自分にとって良くない場合は、自分自身を守るために、距離を置いたり、別れたりすることが必要です。しかし、別れることが難しい場合は、相手との付き合い方を変えることが必要です。これには心理的な距離を取る、コンタクトを控える、物理的な距離を取るなどが挙げられます。

自分を大切にする

共依存から抜け出すためには、自分自身を大切にすることが必要です。自分自身に価値があることを認め、自分自身を大切にすることが重要です。自分自身の欲求や感情に正直に向き合い、自分自身を守ることが求められます。

カウンセラーや友人に相談する

共依存から抜け出すためには、専門家のカウンセリングや、信頼できる友人に相談することが大切です。自分自身の問題について話すことで、新しい視点を得ることができます。また、専門家や友人のサポートを得ることで、共依存から抜け出すための策を立てることができます。

共依存は抜け出せられる

共依存から抜け出すことは可能です。自分自身を知り、自分自身を大切にすること、相手との距離を置いたり、時には勇気を出して共依存の相手と別れたりすることが必要です。

また、専門家のカウンセリングやセラピー、友人のサポートを受けることで、共依存から抜け出すことができます。共依存から抜け出すことで、より健康的な関係を築くことが出来るようになります。

また、自己肯定感を高め、自分の感情や思考に注意を払い、自分自身を知ることも大切です。まさに、自分を正直に、ありのまま受け止めることが大切です。また、自分のニーズや欲求を理解し、それを相手に伝えることも重要です。

 

カウンセリングや心理療法も、共依存から抜け出すために有効な手段です。専門家に相談することで、自分自身の問題に向き合い、解決することができます。共依存の人の場合、明らかに自己肯定感が低いなどの問題があります。共依存から抜け出すためには、まずなぜ自己肯定感がこれほどまでに低いのか、について自分と向き合う必要があります。また、信頼できる友人や家族に相談することも、共依存から抜け出すために役立ちます。

 

まとめ

共依存は抜け出せるということも覚えておく必要があります。自分自身を理解し、自分自身を大切にすることで、より健康的な関係を築くことができます。また、専門家や信頼できる人に相談することで、共依存から抜け出すための道を見つけることができます。

 

あなたへのメッセージ

私は、アルコール依存症の父の元で育ったので、家族間では完全に依存症でした。父に、妹に依存し、依存されていました。

また、恋愛依存症でもありました。すぐに人を好きになり、相手の一挙一動に敏感に反応したりしていました。依存症でしたので、多くの関係は長続きすることなく終わりました。

依存症だと、まさに「自分がない状態」で、相手に合わせてばかりいるので、疲れます。また、相手に依存していますので、「自分がない」のです。これでは、幸せな状態とは言えません。

もしあなたが今、自分で意識できる程の依存症に悩んでいるとしたら、専門家のセラピーを受けることをお薦めします。

専門家のセラピーを受けると、なぜあなたがそれほどまでに過剰な依存症なのか、そして、その不健康な関係を断ち切るにはどうしたら良いのか、カウンセリングし、アドバイスを受けることができます。そうして、あなたは、健康的な関係を築くことができるようになるのです。

私はかつて依存症でしたが、カウンセリングを受け、自己肯定感を高めることによって、自分自身を取り戻し、依存症を脱却しました。

もし悩んでいたら、あなたはいつでも、私の元で歓迎されていることを忘れないでいてください。

引用元一覧

「毒になる親」スーザン・フォワード著 講談社

 

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自己効力感高める方法、自己効力感は人材育成のカギ https://selfesteem.jp/7916/ Mon, 03 Jul 2023 07:03:20 +0000 https://selfesteem.jp/?p=7916 「自己効力感」とは、自分自身が課題や目標を達成できるという自信のことであり、この自己効力感が高い人ほど、成果を上げたり、困難を乗り越えたりすることができます。人材育成においても、各々が、自己効力感を高めることは重要なカギ ...

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「自己効力感」とは、自分自身が課題や目標を達成できるという自信のことであり、この自己効力感が高い人ほど、成果を上げたり、困難を乗り越えたりすることができます。人材育成においても、各々が、自己効力感を高めることは重要なカギとなります。そこで本記事では、自己効力感を高めるための方法を紹介します

自己効力感とは

自己効力感とは、自分自身がある課題や目標を達成するための能力を持っているという自信のことです。つまり、自己効力感が高い人は、自分が何かを達成できるという確信を持っており、それに向かって努力し、挑戦することができます。

私は、若い頃は、自己効力感がとても低かったです。でも、アメリカで必死で勉強をし、大学と大学院を卒業できたことに誇りを持つと同時に、自己効力感を持つことができました。今は、どんなことも乗り越えられるという自信があります。

自己効力感と自己肯定感は似たような意味合いを持っていますが、微妙な違いがあります。自己肯定感とは、あるがままの自分を受け入れ、自分は価値のある人間だと思える感覚のことです。一方、自己効力感は、自分自身がある課題や目標を達成するための能力を持っているという自信のことです。英語で、自己効力感は「self-efficacy」、自己肯定感は「self-esteem」と言います。

自己効力感が人材育成のカギである理由

自己効力感が高い人は、自分自身が何かを達成できるという確信を持っており、そのために努力し、挑戦することができます。つまり、自己効力感が高い人は、成果を上げたり、困難を乗り越えたりすることができます。人材育成においては、自己効力感を高めることが重要であり、それによって人材の成長や発展が促されると言われています。

自己効力感のタイプ

自己効力感には、自己統制的自己効力感、社会的自己効力感、学業的自己効力感の3つのタイプがあります。自己統制的自己効力感は、自分自身の行動をコントロールする能力に自信があることを指し、社会的自己効力感は、人との関係を構築する能力に自信があることを指します。また、学業的自己効力感は、学習や教育における能力に自信があることを指します。

自己統制的自己効力感

自己統制的自己効力感とは、自分自身の行動をコントロールする能力に自信があることを指します。つまり、自己統制的自己効力感が高い人は、自分自身の行動や感情を自分でコントロールできるという自信があります。このタイプの自己効力感が高い人は、自分自身の欲求や感情に左右されず、自分自身をコントロールすることができます。また、自分自身に対する目標設定や時間管理などのスキルを習得しやすく、自分自身に対する信頼感や自己管理能力を高めることができます。

社会的自己効力感

社会的自己効力感とは、人との関係を構築する能力に自信があることを指します。つまり、社会的自己効力感が高い人は、人との交流やコミュニケーションを行うことに自信があり、他者との信頼関係を築くことができます。このタイプの自己効力感が高い人は、リーダーシップやチームワークのスキルを習得しやすく、人間関係の構築や人材育成において優れた能力を発揮することができます。

学業的自己効力感

学業的自己効力感とは、学習や教育における能力に自信があることを指します。つまり、学業的自己効力感が高い人は、学習や教育において自分自身が目標を達成できるという確信を持っており、努力し、学ぶことができます。このタイプの自己効力感が高い人は、知識やスキルの習得に熱心であり、学習意欲や継続力が高いため、人材育成において優れた成果を上げることができます。

自己効力感を高める方法

自己効力感を高める方法には、自分が得意なことを見つけ、積極的に取り組んだりすることがあります。また、自分が苦手なことにも挑戦して小さな成功体験を積み上げたり、自分にとって意義のある目標を設定して努力することが含まれます。また、適切なフィードバックを受け取り、自分の成長を実感することも重要です。

成功体験を積み上げる「社会的説得」

社会的説得は、周囲の人々からのサポートや認められることで、自己効力感を高めることができます。たとえば、周りの人から「君なら出来る!」と言われることで、自信につながり、成果を出すことができるようになります。こうして成功体験を積み上げることで、自信を持って課題に取り組むことができ、今後の成長につながります。

成功者を観察する「代理体験」

成功者の体験を学び、それを参考に自分自身が行動することで、自己効力感を高めることができます。これをモデリングとも言います。成功者の方法を観察し、自分自身の行動に取り入れることにより、自分も成功体験を積むことができるということです。

スモールステップの目標を設定して行動する「達成経験」

適切な目標を設定し、小さなステップを踏んで達成することで、自己効力感を高めることができます。このスモールステップはとても重要で、いきなり大きな目標を設定すると、大抵の人は、達成するのが難しかったりします。でも一歩一歩とはよく言いますが、大きな目標に達するまで、小さなステップを一つひとつ積み重ねることにより、総じて大きな目標を達成することができるのです。スモールステップを一つ一つ成功することで自信がつき、より高い目標に向かって取り組むことができます。

第三者から応援してもらう「生理的感情的状態」

第三者からの応援やサポートを受けることで、生理的感情的状態が生まれ、自己効力感を高めることができます。周囲からのサポートや励ましは、自分自身を信じる力を与えてくれます。

自己効力感を高めるメリット

自己効力感とは、自分自身が目標を達成する能力に対する自信のことです。自己効力感が高い人は、自分の能力に自信があり、目標を達成するための行動を積極的に取ることができます。自己効力感が高いと、自分自身を高めることができ、成功体験を積むことができます。また、自己効力感が高い人は、ストレスに強く、精神的に強くなると言われています。

チャレンジ精神が育まれる

自己効力感が高い人は、自分自身に新しい挑戦を課すことができます。自己効力感が高い人は、自分が成長するために新しいことにチャレンジすることを好みます。このようなチャレンジ精神は、人材育成にとって非常に重要です。仕事に対して受け身ではなく、自分から積極的に新たな課題を探してチャレンジしていくということが出来るからです。

失敗してもへこたれない

自己効力感が高い人は、失敗してもへこたれず、再び立ち上がることができます。彼らは、自分自身の能力に自信があり、失敗を学ぶ機会としてとらえます。そして、失敗を恐れず、再び挑戦することで、自己効力感が高まります。自己効力感が高い人は、失敗を新たな挑戦として考え、それを乗り越えていくことで、更に自己効力感を高めていきます。

高いモチベーションを維持できる

自己効力感が高い人は、目標達成へのモチベーションを高く維持することができます。彼らは、自分自身の能力に自信を持っているため、困難な状況でも諦めずに努力を続けます。

自己効力感は人材育成に必要不可欠

自己効力感は、人材育成にとって必要不可欠な要素です。自己効力感が高い人は、チャレンジ精神が旺盛であり、失敗に対する恐れが少なく、高いモチベーションを持ち続けます。このような人材を育成することで、組織はより高い成果を上げることができます。

まとめ

自己効力感を高めることは、人材育成にとって非常に重要な要素です。自己効力感が高い人は、チャレンジ精神が旺盛であり、失敗に対する恐れが少なく、高いモチベーションを持ちます。

自己効力感を高めるためには、自分自身に新しい挑戦を与え、成功体験を積み重ねることが必要です。また、失敗しても諦めずに立ち上がることが重要です。

自己効力感が高い人材を育成するためには、組織や教育機関が、挑戦して失敗しても大丈夫だという環境を提供し、失敗を恐れずに学ぶ文化を作ることが必要です。自己効力感を高めることは、個人の成長だけでなく、組織の成果向上にもつながる重要な要素であるため、積極的に取り組むことが望まれます。

あなたへのメッセージ

あなたは自己効力感が高いですか?それとも低いとお感じですか?

自己効力感は、高めることができます。自己効力感が高いと自分自身への自信に繋がります。何かを挑戦するときに非常に助けになります。

仕事で不可欠なだけでなく、私生活にも役に立つのです。たとえば、子育ては誰にとっても初めは初体験です。ですが、「私はこの仕事をやりきることが出来る!」と感じることができれば、しっかりと子どもと向き合い、上手に子どもを育てていけるでしょう。

誰にでも得手不得手はありますが、自己効力感が高い人は、失敗を恐れずに挑戦することに恐れを感じません。そのため、どんなこともチャンスに変えて生きていくことができます。

私のカウンセリングでは、主に自己肯定感を上げるカウンセリングをしていますが、同時に自己効力感も上がる人がほとんどです。私は、クライアントさんを心の底から応援しています。また肯定的なフィードバックも返します。クライアントさんにとって、挑戦だということを、私がカウンセラーとしてサポートしながら、一緒になって乗り越えていきます。

こうしたことで、クライアントさんの自己効力感は上がっていくのです。

もしあなたが自己効力感が低いと感じているなら、是非一度会いにきてください。お待ちしております。

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毒親から自分を守る【対処方法】 https://selfesteem.jp/7897/ Sun, 02 Jul 2023 06:01:43 +0000 https://selfesteem.jp/?p=7897 毒親の元で育つことは、子どもにとって、大変大きな試練を与えます。毒親の子どもは、ともすれば、生涯にわたって苦労することになるかもしれません。 私の場合も、暴力、言葉の暴力をし、アルコール依存症の父、そしてネグレクトの母親 ...

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毒親の元で育つことは、子どもにとって、大変大きな試練を与えます。毒親の子どもは、ともすれば、生涯にわたって苦労することになるかもしれません。

私の場合も、暴力、言葉の暴力をし、アルコール依存症の父、そしてネグレクトの母親の元で育ちましたが、子どもの頃から自己肯定感が低いままでした。13歳のときに両親が離婚して、父に引き取られた後も、父の暴言は続きました。そのため思春期も、精神的に不安定で、とても苦労しました。そして、大人になって、ウツに見舞われることになってしまったのです。

毒親に対処するのは難しいことですが、毒親の行動から自分を守ることは不可欠です。ここでは、毒親から自分を守るための対処法をいくつか紹介します。

まず、毒親と自分との間に境界線を設定することです。毒親にあなたの境界線を超えさせない、あなたも毒親の境界線を超えない、ということが必要となってきます。例えば、親が境界線を超えてあなたに接近してきたら、交流をひかえる、スルーする、などがあります。また、言葉の暴力や肉体的な暴力は絶対許さないという姿勢を断固として持つことが必要です。

2つ目は、セルフケアの実践です。セルフケアとは、自分を大切にすることを言います。子どもは、毒親からたくさんの傷を受けるのですから、子どもにとってセルフケアは欠かせません。自分を幸せにすること、リラックスすることを率先的にやっていきましょう。それは、自分の趣味を持つことでも良いのです。アロマなど炊いて、リラックスするのも良いでしょう。温かいお風呂につかったり、カフェでゆっくりしたり、運動などすることも良いでしょう。瞑想やヨガも心を安定させてくれます。

3つ目は、サポートを求めることです。自分を支えてくれる存在がいる、ということだけでも、大きな心の支えになります。信頼できる友人や親戚、あるいは心の専門家に、自分の経験について話してみましょう。支えてくれる人たちは、あなたを慰め、励まし、毒親に対処する方法を教えてくれるかもしれません。

結論として、毒親に対処するのは難しいことですが、毒親の行動から自分を守ることが必要不可欠です。境界線を設定する、セルフケアを実践する、サポートを求めるなどは、効果的な対処法です。毒親に対処する際には、自分を守るための細心の注意をはらい、心と体のバランスを考えていくことが大切です。

信頼できる専門家に相談する

毒親の元で過酷な人生を送ってきた私が、今も生きているのは、信頼できる専門家(心理カウンセラー)に出会ったからです。

私は20歳のときに、逃げるように単身アメリカに渡りましたが、当初はかなり精神不安定だったと思います。毎日夜も、ぐっすり眠ることができないくらい、精神は病んでいました。

大学院に進むと、遂に私の心は折れ、ウツっぽくなってしまったのです。アメリカでは、カウンセラーを持つことは、セルフケアの一貫として必要なことだと考える国です。私を見たアメリカ人の友人たちは、「瑞穂、今、あなたはカウンセリングを受けるべき時よ。」と助言してくれました。

アメリカでは運良く、素敵なカウンセラーと出会うことができました。カウンセラーの前では、どんなことも話すことが出来、私は彼の力によって、かなり救われました。しかし、はからずも、事情により、カウンセリングは1年間で終わりとなりました。

帰国後も私はカウンセリングを続け、再び素晴らしいカウンセラーと出会うことができ、彼女の元で、私はどんどんとよくなっていきました。

このように、カウンセリングを受けることは、毒親の元で育った子どもが幸せに生きるようになるには、必須のことだと私は思っています。それは、たいていの毒親は子どもに精神的ダメージを与えます。肉体的なダメージもキツイですが、精神的なダメージは、はたから見えないために、とても分かりずらいです。でも、もし今、あなたが「幸せではない」と感じているのなら、心の専門家と会う時です。

彼らは、精神的な健康を害することなく、毒親に対処するための対処法を身につける手助けをしてくれるでしょう。そして、あなたの心を回復してくれるでしょう。

相談窓口(子ども・未成年)

毒親から自分を守るためには、まず相談窓口(子ども・未成年)に相談することが重要です。以下に相談のコツ、電話で相談する方法、SNSやチャットで相談する方法を詳しく説明します。

相談のコツ

相談の際には、自分の気持ちや状況をできるだけ正確に伝えることが大切です。具体的な事例や感情を交え、相手に理解してもらうように心がけましょう。また、相手の言葉に注意深く耳を傾け、的確なアドバイスをもらえるようにしましょう。

電話で相談する

電話で相談する場合は、相手の表情が見えないため、分かりづらいこともあると思います。ですが、しっかりと伝えたいことを、相手に明確に伝えることが大切です。また、相手の話しをしっかりと聞き、自分の問題に合わせたアドバイスや解決策をもらいましょう。相談先によっては、24時間対応しているところもありますので、いつでも相談することができます。

SNSやチャットで相談する

SNSやチャットで相談する場合は、文字だけでやり取りするため、相手に伝えたいことを明確に伝えることが大切です。また、相手の返信があるまで時間がかかることもあるため、焦らずに相談内容をしっかりと伝えましょう。相談先によっては、SNSやチャットでの相談にも対応しているところもありますので、手軽に相談することができます。

【無料相談窓口】

*厚生労働省無料相談窓口
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/tel/

*あなたのいばしょ

https://talkme.jp/

相談窓口(成人)

毒親から自分を守るために、大人向けの相談窓口に相談することは重要です。以下は相談のコツと、電話やSNS、チャットで相談する方法の詳細です。

相談のコツ

・相談する前に不安や質問をメモにまとめておく。

・自分の話をしっかり伝えるために、事前に自分の気持ちを整理しておく。

・相談する相手によっては、法律的な知識が必要になる場合もあるため、事前に調べておく。

電話で相談する

・相談窓口に電話をかける場合、落ち着いて話をすることが重要。

・相手によっては、顔が見えないだけに、言葉だけで話しを聴いているため、あなたの話しと相手の反応に少し時間があることを理解する。

SNSやチャットで相談する

・SNSやチャットを利用する場合、相手の返信が遅れることがあるため、焦らずに待つことが大切。

・相手が匿名の場合もあるため、自分の情報を過剰に公開しないように注意する。

【無料相談窓口】

*厚生労働省無料相談窓口
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/tel/

*あなたのいばしょ

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対処法

毒親から自分を守るためには、

*心を守ること
*親から卒業すること
*逃げること
*誰かに話してみること
*外の人間関係を広げること
*少しずつ距離を置くこと
*心にためないこと
*家を出ること


が挙げられます。自分自身を守るためには、これらの方法から最適なものを選び、実践することが大切です。毒親との関係を断ち切ることは簡単ではありませんが、自分自身を守り、前向きに考えることで、新しい人生を始めることができます。

あなたの心を守る

毒親から受けた精神的な傷を回復するために、あなた自身の心を守ることが重要です。プロのカウンセリングやセラピーを受けることは、非常に大きな助けになります。カウンセリングやセラピーを受けることで、自分自身を理解し、毒親との関係を断ち切るための強さを身につけることができます。またそれが、あなたの精神的な成長へと繋げていきます。

親から卒業する

毒親との関係を終わらせることは、あなたの人生を良くする第一歩かもしれません。親から卒業することで、自分自身を守り、自分自身の人生を歩めるようになります。しかし、毒親との関係を断ち切ることは簡単ではありません。支援を受けることも考えてみましょう。

逃げてもいい

自分自身を守るために、逃げることは時には必要なことです。毒親から逃げることで、自分自身を守り、心身ともに健康でいられるようになります。ただし、逃げるのであれば、あなた自身の責任の名のもとに行動しましょう。しっかりとした逃げる計画や方法を、事前に練っておくことが必要となってきます。

誰かに話してみる

毒親から受けたストレスを軽減するために、信頼できる友人や家族、親戚などに話を聞いてもらうことが大切です。話を聞いてもらうことで、自分自身を理解し、ストレスを軽減することができます。また、心の専門家であるカウンセリングやセラピーを受けることも考えてみましょう。

外の人間関係を広げる

社会的な支援を受けることは、毒親との関係を断ち切る上で役立ちます。信頼できる友人や親戚、カウンセラーなど、外部の人々との人間関係を広げることで、毒親との関係を断ち切るための力を得ることができます。

少しづつ距離を置く

毒親との関係を断ち切ることは簡単ではありません。距離を置くことで、自分自身を守りながら、毒親との関係を減らしていくことができます。毒親との関係を断ち切るためには、距離を置くことも大切です。今まで頼っていたことを頼らない、など工夫をしてみましょう。また、毒親と距離を置くということは、物理的な距離、心理的な距離の両方を指します。

心にためない。はっきりと断る

毒親からの要求や攻撃的な言葉にははっきりと断ることが必要です。自分自身を守るために、毒親からの要求には、自分ができる範囲で応え、できないことははっきりと「出来ない」と断ることが大切です。そうすることによって、心にたまるストレスは減っていくでしょう。

家を出る

毒親との関係を断ち切るために、家を出ることは必要な場合もあります。しかし、家を出る前に必要な準備をすることが重要です。自分自身の生計を立てるために、職探しや住まいの手配などを事前に準備することが重要です。

まとめ

毒親から自分自身を守ることは、簡単なことではありません。しかし、上記の対処方法を実践することで、自分自身を守ることができます。

毒親から自分を守るために、自分の人生を守るために、あなた自身の決意と責任感が必要となってきます。

あなたへのメッセージ

私はひどい毒親の元で育ちました。ですが、アメリカと日本で通算3年間のカウンセリングを受けたおかげで、すっかりと精神的に良くなり、今があります。

今はお蔭様で、夫と2人の成人した子どもたちにも恵まれ、毎日幸せに暮らしています。

ですが、正直、3年間も毎週カウンセリングに通い続けるのは、金銭的にも体力的にも大変なことでした。

そこで私は、数か月で、心の安定を取り戻すプログラムを独自に編み出しました。今では多くのクライアントさん達が救われ、皆、私に感謝さえしてくれます。

「私は今、幸せです。」

そう言えるような人生を一緒に取り戻しましょう。

大丈夫。私は、繋いだあなたの手を決して話しません。

一緒に伴走していきましょう!

引用元一覧

*厚生労働省無料相談窓口
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/tel/

*あなたのいばしょ

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なぜ毒親の支配は長女にだけ向くのか https://selfesteem.jp/7893/ Sat, 01 Jul 2023 05:55:44 +0000 https://selfesteem.jp/?p=7893 毒親とは 毒親とは、もともとアメリカのセラピストであるスーザン・フォワードの「毒になる親」から取られた言葉で、日本では「毒親」として知られています。 毒親は、子どもに対して、子どもの尊厳を奪うありとあらゆることをします。 ...

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毒親とは

毒親とは、もともとアメリカのセラピストであるスーザン・フォワードの「毒になる親」から取られた言葉で、日本では「毒親」として知られています。

毒親は、子どもに対して、子どもの尊厳を奪うありとあらゆることをします。

例えば言葉での暴力、肉体的な暴力、性的暴力、子どもを自分の思い通りにコントロールしようとする、お金

使って子どもを操ろうとする、子どもの世話をしない、アルコールやドラッグにつかってのネグレクトなどです。

長女が毒親の支配を受けやすい理由

日本は伝統的に長男が最優先され、家を継ぎ、跡取りとして家族を支えていく存在として、知られています。

逆に長女は年下の兄弟・姉妹の面倒を見て、親を助ける、という役割を知らず知らずのうちに担わされています。

こういった文化の中、長女は毒親の支配を受けやすい環境にいると言えるでしょう。

さらに長女は、年下の弟妹にとって、モデルとなるよう見なされ、両親からさらなるプレッシャーをかけられる場合もあります。そのため、親が長女に厳しく接することもあります。その結果、長女は、自分自身の意見を述べたり、判断をくだしたりしにくい環境に置かれることになるのです。

長女であることを期待されている

長女は、親に、親の面倒を見て、弟妹の面倒を見て、家のことをやって、というように、昔からの長女のロールモデル的なことをするよう期待されています。

また、先ほども述べましたが、家父長制の社会では、息子は父親の権威と権力を事実上継承する存在として見なされ、娘は従順で、親の願いをかなえる役割を期待されます。そのため、毒親は長女に支配力を向けることが多く、長女には親の希望や命令に従うことを期待するのです。

さらに、長女は毒親より、家族の調和を保つことを期待され、それができないと、家族の不和のスケープゴートになってしまうのです。

結論から言うと、毒親の支配は様々な理由から長女に向けられることが多いのです。長女は、弟妹の世話をし、弟妹にとってのモデルとなる役割を担わされ、家族の調和を保ち、家族の絆を守る責任を負うことを期待されているのです。

性格を利用されやすい

長女は利用されやすく、毒親の支配下に置かれやすいのです。その理由はいくつかあります。

まず、長女はとても責任感が強く、親の期待に応えなければならないと思いがちです。そういった長女の責任感を毒親はうまく利用し、長女にかなりの負担を負わせることになるのです。

さらに、長女は弟妹よりも大人で、物事ができると親に思われがちです。そのため、親は長女により多くのことを期待します。そして期待に応えなければ、罰を与えたり、厳しく扱ったりすることがあります。そのため長女は、罰や厳しい扱いを避けるために、親の意向に従わなければならないと感じやすくなってしまうのです。

最後に、長女は、両親や弟妹を助け、支えるために、家族の中で頼りにされる存在であることが多いため、毒親に利用されやすくなってしまいます。そのため、親が望むことに従わなければ罪悪感を感じやすく、利用されやすくなってしまうのです。

つまり、長女は幼い頃から大きな責任を負い、弟妹の模範となるよう親からのプレッシャーを感じ、弟妹よりも大人で有能だと親に思われ、親や弟妹への援助やサポートに頼られることが多いため、利用されやすく毒親的な支配を受けているのです。

「お姉ちゃんなんだから」と脅しやすい

毒親とは、子供に精神的・肉体的な危害を加える親のことです。このタイプの親の特徴は、共感性の欠如、子供の話を聞こうとしない、威圧的で批判的な態度、子供を脅したり操ったりする傾向があることです。

毒親には、親と子の境界線を引けないのが特徴です。境界線とは、自分と他者との間にあるボーダーのことです。

つまり、親は親、子どもは子どもというように、自分と子どもを切り離して考えることができないため、子どもに依存しやすくなります。

ここでお伝えしておきたいのは、子どもは自分から境界線を引くことはできません。親から境界線について学ぶのです。ですので、親の境界線の引き方が間違っていると、子どもはそれをマネますので、子どもも境界線の引き方を誤ってしまうのです。そのせいで、後々、子どもは成人になったときに、人間関係の作り方に非常に苦労するのです。ですが、境界線をきちんと引く、というのは、親の責任であって、子どもの責任ではありません。

また、毒親は長女に「お姉ちゃんなんだから」という言葉をよく使います。これは長女の責任感の強さに依存して、長女になんでも押し付けるということでもあります。長女は親の期待に添えないと思ってしまうと、罪悪感を持ち、それゆえ親の言いなりになってしまうのです。毒親は長女が自分たちの思い通りにいかないと、長女に対して批判的になり、責めるため、長女はしぶしぶ言うことをきく、という、負のループに陥りがちになってしまいます。

毒親が長女を支配していく過程

毒親が長女をコントロールするということは、多くの毒親家庭に起こることです。

長女は、両親と最も接触が多いため、両親の影響を受けやすくなってしまいます。

毒親は、長女をコントロールするために、さまざまな手を使うことがあります。

罪悪感や恥ずかしさを利用して、自分の思い通りになるように長女を操ることもあります。

また、長女の決断や選択に対して、過度に批判的な態度をとることもあります。

その上、親は感情的に長女とわざと距離を置き、長女が親と繋がることを拒否していることさえあります。

このようにして、毒親は長女を支配していくのです。

以下に、毒親がどのようにして長女を支配していくのか、その過程についてお伝えしていきたいと思います。

長女に甘え始める

毒親が長女を支配していく過程の一つとして、長女に甘え始める、ということがあります。

毒親は、自分の子ども(たち)と正しい境界線を引けないため、子どもに依存的になりやすいのです。特に長女は毒親にとって依存する標的になりやすいです。それは、今まで述べたように、伝統的に女が家を守る、長女が弟妹の面倒を見る、といった背景があるためです。

毒親は、長女に家事をはじめとする家のこと全般をするように期待します。そして弟妹の面倒を見るように命令します。

こうして毒親は、少しずつ長女に甘え始めていくのです。

恐怖心を持たせて抵抗できなくする

毒親を持つという経験は、特に長女にとって辛いものです。毒親を持つと、長女は毒親に支配され、良いように扱われます。そのため、長女は無力で恐怖を感じることが多いため、自尊心や自己価値観が損なわれる可能性があります。毒親は長女を恐怖に陥れ、長女が自分のために立ち上がり、彼らの否定的な行動に抵抗することを拒否します。

こうして、毒親は長女に恐怖心を持たせることにより、自分の都合の良いように彼女を利用し、コントロールし、支配するのです。

反抗しなくなり利用されやすくなる

毒親家族では、長女はそのうちに反抗しなくなり、利用されやすくなります。それはなぜでしょう?

毒親と長女は依存関係にあります。つまりは共依存です。共依存とは、お互いがお互いに依存している、という状態のことです。この場合、毒親と長女の間に、健康的な境界線はありません。このため、毒親は長女に依存し、自分たちの思い通りに動くように期待します。

このような共依存の関係で育った長女は、自分の意思で動いていることが少ないため、段々と自分自身に対して自信をなくしていきます。自己主張も許されず、自分で考え行動することを阻止されます。そのため、自己肯定感が低くなります。自己肯定感が低くなると、より人に利用されやすくなってしまうのです。

毒親家族の中では、長女はしばしば、自分自身や自分の人生に対して、無力感や希望が持てなくなってしまいます。こういった弱い立場にいる長女はいわば「スキ」だらけですので、毒親に利用されやすくなってしまうのです。

これらの要素が組み合わさることで、長女は反抗しなくなり、毒親によって利用されやすくなります。

親を守ることが使命と思い始める

こうして長女は親に対して、責任感と忠誠心を持つようになります。まるで親と子どもの立場が逆転してしまったかのように、長女は親を守ることを使命と思い始めます。

長女はあまりに正義感や責任感が強いゆえに、親が頼りないと感じることがあります。そうして、親を守りたくなってしまうのです。

私も両親が毒親でしたが、小学生のとき、母が一人で泣いていると、よく母を慰めたものです。私は、父親が酒乱でアルコール依存症であったために、私自身がこの家庭を守っていかなければならないと思ったものです。

周囲を信用できなくなり毒姉化する

毒親は、時々長女を裏切りという行為で傷つけます。これにより、長女は人を信頼できなくなり、人に対して防御的になったりします。

また、毒親からの心理的・身体的虐待がある場合、長女は人に対して過剰な警戒心を持ってしまいます。他者が彼女を傷つけるかもしれない、と考え、他者に対して攻撃的なふるまいをしてしまうことがあります。こうして、長女は毒姉化してしまうのです。

また長女は自分自身の意見や感情を抑圧し、毒親や人々の期待に応えようとする傾向があります。そのため、期待に応えられないと知ったとき、周囲の人々に対して攻撃的になることで自己保身を保ち、毒姉化してしまうのです。

これらの要因は個別のケースによって異なります。毒親家庭において長女が周囲を信じられなくなり、毒姉化しやすくなる背景には、複雑な心理的・社会的要素が関与していることを理解することが重要です。

毒親への対応

毒親への対応にはいくつかあげられます。以下に3つの点を記載させていただきます。

*言いなりにならない態度を示す

*自分に否があることは謝る

*ストレスをためず、周囲に相談する

言いなりにならない態度を示す

長女がいつも毒親の思うように動いていると、毒親はそれを当然のこととして受け止め、長女をよりコントロールしようとします。そして、少しでも長女が反抗したら、毒親は、長女に対して批判的になり、罪悪感を持たせます。

ですが、このままですと長女はずっと毒親の思うままで、自分の人生を生きられなくなります。

毒親にはまった長女は、はっきりと、でもきっちりと、毒親に対して、もう「毒親の思う通りにはならない」といった態度を示すことが重要になってきます。

そのために、可能ならば、家を出ることも一つの選択肢でしょう。

たとえ長女が家を出て行ったとしても、毒親は変わりませんが、少なくとも長女の受けるストレスや心の傷は少なくてすみます。

私の元クライアントさん(40代・女性)も毒親の長女でした。特に母親が毒親で、彼女を常にコントロールしようとして、支配的で、高圧的でした。彼女は親と同居していたのです。

彼女には子どもが一人いて、夫とは離婚していましたが、このままいくと、子どもにも悪い影響が出てしまうと思い始めました。そして、ついに家を出ることにしました。

家を出てからも、毒母は、彼女にちょくちょく連絡を入れてきて、まとわりつき始めました。一方彼女は、自分も自分の子ども(長女)に毒親的なことをしていることに気付きました。そして、カウンセリングに来るようになったのです。

ですが、数か月のカウンセリング受講後に、彼女は見違えるようになり、毒母から完全に自立して動き始めました。

連絡はスルー。実家からより遠いところに引越す。毒母のことはもう気にしない。こういったことで彼女は今、長女と2人、幸せに暮らしています。毒親っぽくなってしまったときには、子どもに素直に謝るなどして、2人で力を合わせて暮らしています。

毒親と境界線を引く

毒親ときっちり、しっかりと境界線を引くことは大切です。

毒親は、子どもの境界線をふんずけて、子どもの内面、子どものプライバシーのエリアにも立ち入ってきます。それゆえ、子どもは、境界線の引き方が分からず、人とうまく人間関係を作っていくことができなくなります。

毒親と自分との間にしっかりと境界線を引きましょう。

相手(毒親)が自分の境界線に入ってきたときは、しっかりと拒否しましょう。それでも入ってくるようでしたら、毒親から離れましょう。家を出るなど、物理的に離れるのも良いかもしれません。

自分も毒親の境界線に入るのはやめましょう。子どもは親の背中を見て育ちます。ですので、親と同じように、自分も無意識に毒親の境界線に入ってしまうことがあるのです。

もし、はからずも、自分が毒親の境界線に入ってしまったら、まずは、入ってしまったということを認識することが必要です。

こうして、毒親と自分との間にしっかりとした境界線ができるのです。そして、これにより、毒親に簡単に自分をコントロールさせることを防ぐことができます。

はじめ、毒親はこの子どもの対応に混乱し、批判的になり、責めてくるでしょう。それでも、子どもは確固としてこの姿勢を保っていくことが重要なのです。

ストレスをためず周囲に相談する

長女は多くの責務と重荷を抱えて生きています。そのため、ストレスも多大なものがあると思います。

まずは、ストレスをためず、周囲の信頼できる人に相談すると良いでしょう。

無料のものでは以下のものがあります。

*厚生労働省では以下の無料相談窓口があります。
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/tel/

*あなたのいばしょ では、チャットで無料相談ができます。

https://talkme.jp/

もし経済的に余裕があれば、カウンセラーと会って相談することもお薦めします。

私も数多くの毒親の長女を見てきました。カウンセリング後は皆、幸せになっています。

また、私自身、毒親長女だったために、気持ちが人一倍分かります。

何かあったら、どうぞ遠慮なくご連絡ください。

*ユア・ライフ&キャリア(カウンセラー:斉藤瑞穂)

https://selfesteem.jp/

毒親の支配から抜け出さないと長女が毒親になる可能性も

毒親の支配から抜け出さないと長女が毒親になる可能性もあります。

「カエルの子はカエル」というように、毒親長女もやがて毒親の色に染まり、自分が結婚し子どもを持ったときに、親と同じようなことをしてしまう可能性が高いのです。

こういったことを「チェーンリアクション」と言います。

私たちは、自分が毒親の元に育ったと認識したときから、変わる必要があります。そして、この「チェーンリアクション」を断つ必要があるのです。

もしこのチェーンリアクションが続いたなら、あなたも自分の子どもにとって毒親になります。そして、子どももその子どもにとって毒親となる。こうして、ずっと毒親状態は続いていくわけです。

自分も毒親にならないためには、まず、自分は毒親の元に育ったのだと気付くことが必要になります。

そして、何らかのアクションを起こして、自分を見つめ直し、毒親から引き継いだ素養を次の世代に渡さないために、行動していくことが必要です。

カウンセリングへ行くなどは、とても勇気のあることだと思います。ですが、その勇気の一歩が、あなたを、そしてあなたの子ども(達)を幸せにしていくのです。

まとめ

毒親の長女は、特に毒親に使われやすくなっています。毒親に利用される可能性が高いのです。

私も、長女だったために、毒父にかなり利用されてきました。随分つらい思いもしてきました。

ですが、毒親と心理面でまた物理的にも離れたため、またカウンセリングにより、今の健康な心と体を取り戻すことができました。

毒親の長女だと言えども、どうぞ諦めないでください。必ず道はあります。

私でできることなら精一杯サポートしますので、いつでもお声がけください。

あなたへのメッセージ

毒親に育てられた私たちのミッションは、次の世代に毒親と同じように接しないことが急務です。そのために、私たちの世代で、この醜い毒親という存在を断ち切り、次の世代には幸せを残すようにしましょう。

そのためには、あなた自身が変わることが必要です。

是非、一緒に変わっていきましょう。

引用

*厚生労働省無料相談窓口
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/tel/

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自己肯定感が低くて悩んでいる方は多いと思います。それでは、自己肯定感を上げてくれる人はいるのか?もしいたとしたら、そのような人の特徴は?

今回は、「自己肯定感を上げてくれる人の特徴」についてお伝えしていきます。

そもそも自己肯定感とは

自己肯定感とは、自分自身を受け入れ、自分自身に自信を持っている感覚のことです。自分自身を肯定的に評価し、自分に対して生きる価値を感じていることが特徴的です。

自己肯定感が高い人は、自分自身に対してポジティブであり、自分自身を信頼しているため、自己表現や人間関係、精神的な健康にも良い影響を与えます。

一方、自己肯定感が低い人は、自分自身に対してネガティブな感情を持ちがちで、自己評価が低く、自信がなくなりがちです。

自己肯定感を上げてくれる人の特徴

自己肯定感を上げてくれる人は、以下のような特徴があります。

1.些細なことでも褒めてくれる

2.感謝の言葉を伝えてくれる

3.感情的にならない

4.指摘が具体的で分かりやすい

5.ありのままの自分を受け入れてくれる

それでは、一つずつ説明していきましょう。

些細なことでも褒めてくれる

人は怒られるより、褒められた方が伸びます。WBCで日本は世界一となりましたが、その中で、コーチ軍の一人、白井コーチは、選手の悪いところではなく、良いところを重点的に指摘した、と言っています。いわゆる褒め上手なのです。

子育てで、「褒めて育てる」ということについては、賛否両論があります。ですが、私は、2人の息子たちを生まれた時から、ずっと褒め続けてきました。すると、今は2人とも大変自己肯定感の高い子どもに育っています。

どんな小さなことでも褒めてくれる人は、あなたの自己肯定感を確実に上げてくれます。褒められると誰でも嬉しいし、自信がつくからです。

感謝の言葉を伝えてくれる

あなたがやったことに感謝の言葉をきちんと伝えてくれる人は、貴重です。

あなたは、自分のやったことが人に感謝されたということに対して誇りを持ち、嬉しくなります。

多くの人は、家庭の中で「ありがとう」という言葉が飛び交う環境の中で生きてきていません。ですので、彼らにとって、「ありがとう」と言うのは大変ハードルが高いことかもしれません。

ですが、率直に「ありがとう」と言える人もいます。そういった人は家庭の中で「ありがとう」が飛び交っていた人たちです。人に感謝の言葉を伝えられる人とは、このような人たちです。

もしあなたの周りに、きちんと言葉で感謝の言葉を伝えてくれる人がいたら、そういった人たちを大切にしてください。

感情的にならない

物事に対して感情的にならない人は、あなたの自己肯定感を上げてくれる可能性があります。

感情的になる人の前では、あなたはただヒヤヒヤとしておびえているだけかもしれません。

ですが、感情的にならない人。客観的に冷静に物事を見られる人の前では、自分の心を開きやすいかもしれません。

自分の心を開いていくと、自分も人を信頼できると、ひそかに自分に自信を持つことができます。

自己肯定感を高めるためには、自分自身を受け入れ、自分自身を理解することが必要であり、そのためには感情的にならずに、共感的であり、思いやりがある人が良い影響を与える可能性があります。

指摘が具体的で分かりやすい

一般的には、指摘が具体的で分かりやすい人は、自己肯定感を上げやすいとされています。これは、自己肯定感を高めるためには、自分自身の課題や改善点を正確に把握し、それに対して改善することが必要であり、そのためには具体的なフィードバックが欠かせないからです。

そして、こういった他者の言葉に耳を傾け、具体的なアドバイスを受け止め、感謝できる人は、自己肯定感が上がっていきます。実際にアドバイスに従って実践してみたら、良い効果が出たとしたならば、あなたの自己肯定感はますます上がっていくでしょう。

ありのままの自分を受け入れてくれる

ありのままのあなたを受け入れてくれる人ほど、ありがたい存在はいません。要は、あなたがどんなあなたでも、素のままのあなたが好きだ、ということです。

これは、本来ならあなたの親、特に母親がしてくれたら、あなたの自己肯定感はとても高くなるでしょう。ですが、親もやり方が分からなかったり、自身に問題があると難しくなってしまいます。

私は夫や子どもたちに、ありのままの自分を受け止めてもらっていると感じています。ですので、とても心強いですし、幸せです。親友たちもそうです。

人は皆、欠点を持っているものです。ですが、その欠点さえもあなたの一部として認めてもらえたら、こんなに心強いことはありません。

また、自己肯定感は、自分自身を受け入れ、自分自身を愛することから生まれるものであり、他人からの受容や支援があることで、自己肯定感を高めることができるからです。

存在するだけで、受け入れられることは、誰にとっても大切なことであり、自己肯定感を高めることにつながります。自分自身を受け入れ、自分自身を愛することは、自分自身の価値を理解し、自分自身を大切にすることを意味します。

話すときは目をみてくれる

話すときは目を見て、きちんと対等に話してくれる人は、あなたの自己肯定感を上げてくれます。

要は、相手は、あなたを認め、きちんと自分の意見や考えをあなたに伝えているのです。もしあなたのことを認めていなかったり、どうでもよかったりしたら、あなたと話すときに、他のところを見たり、目をそらしたりするかもしれません。

話すときに目をみてくれる人は、あなたを対等な人間として認識して、扱ってくれているということですので、あなたの自己肯定感を上げてくれる可能性があります。

友人・知人を覚えていてくれる

あなたの友人・知人を覚えていてくれる人は、あなたのことを本当に大切に思ってくれている人たちです。

私は、子どもたちの友人・知人のことを知っています。誰が親友なのか、誰とお付き合いしているのか、知っています。

あなたの友人・知人のことを覚えていてくれる人は、あなたに興味があり、あなたの世界を理解しようとしてくれる人たちです。

こういった人たちは、あなたの自己肯定感を上げてくれるかもしれません。

イレギュラーが起きても動じない

予期せぬことが起きても動じない人は、あなたの自己肯定感を上げることができます。自己肯定感は、自分自身に対する信頼感や自己評価の高さによって形成されます。予期せぬことが起きても動じない人は、自分自身に対する信頼感が高く、自己評価が高いことを示しています。

こういった人と一緒にいることで、あなたは影響を受け、自分自身に対してポジティブな評価を持ったり、困難なことに対して対処できるようになるかもしれません。そうすると、あなたの自己肯定感は高まっていきます。

またこういった人は、信頼しやすいです。人を信頼していくことで、あなたの自己肯定感は更に上がっていくことでしょう。

自己肯定感が上がると得られるメリット

次に、自己肯定感が上がると得られるメリットについて、これからお伝えしていきます。主に下記の5つの点があります。

1.幸福感が高まる

2.失敗してもへこたれない

3.周囲に対して寛容になれる

4.他人と比較して落ち込まない

5.理性で物事を捉えられる

幸福感が高まる

自己肯定感が低いときは、自分にこの世に存在する価値を見出せず、自分に自信がなく、何事にもネガティブだったと思います。

ですが、ひとたび自己肯定感が上がると、自分の存在価値が感じられ、自分に自信が持て、物事に肯定的になれます。そして人から愛されます。こうして、あなたの幸福感は上がっていきます。

私のクライアントさん達も、初めは自分に自信が持てずに、私に対してもきちんと自分の意見を伝えられずにいました。ですが、皆さんカウンセリングが終わる頃には、はっきりと明瞭に自分の意見を伝えることができるようになるのです。

そして、皆、いちように言います。

「以前よりずっと幸せで楽になった。」

と。

失敗してもへこたれない


自己肯定感が上がると、失敗してもへこたれなくなります。

自己肯定感が低かった私は、小さな失敗でもすぐにへこんでいました。例えばテストで悪い点を取った、モノを買い忘れたなどです。自分が好きではなかったので、どんな失敗をしても罪悪感を覚えていました。

ですが、自己肯定感が上がった今は、ちょっとやそっとの失敗ではへこたれなくなりました。失敗したらむしろ、その失敗から学ぶという「図太さ」まで兼ね備えられるようになりました。

なぜなら、自己肯定感が高い人は、自分自身に対して自信を持っているため、失敗しても自分自身を責めたり、自分自身を否定することが少ない傾向があるからです。彼らは失敗を機会として捉え、そこから学ぶことができると考えることができます。

周囲に対して寛容になれる

自己肯定感が上がると、自分を好きになれます。自己受容ができるようになるのです。ですので、人に対しても寛容になれます。

自己肯定感が低く、自分を好きでない人は、自分自身に欠点しか見えません。ですので、他者に対しても、悪いところしか見られないのです。そのため、人に対して寛容になるのは難しいのです。

私のクライアントさん(50代・男性)も、はじめは自己肯定感が低く、人のことばかり責めていました。そのため、職場や私生活での人間関係がとても悪かったのです。

ですが、カウンセリングを通して自己肯定感を上げていき、問題は人ではなく自分にある、と分かってから、まるで人が変わったかのように、人に対して寛容になりました。

今では、職場でも多くの同僚と良好な関係を作り、私生活でもうまくいっているようです。

他人と比較して落ち込まない

自己肯定感が低い人は、自分と他者を比較しがちです。たいてい、私のクライアントさんもカウンセリングが始まる前は、自分を他者と比較して落ち込んだり、自己嫌悪に陥ったりしています。

ですが、自己肯定感の高い人は、自分を他者と比べたりしません。自分は自分と思っているからです。これは、自己肯定感が高い人の自分に対する自信のあらわれです。

自己肯定感が高い人は自分自身の強みや価値観を理解しており、他人と比較することによって自分自身を評価する必要がないと認識しています。

ただし、自己肯定感が高い人でも、他人と比較してしまうことがあるかもしれません。例えば、競争の激しい環境に置かれた場合や、他人の評価が気になる場合には、比較してしまうことがあるかもしれません。しかし、彼らはそのような比較に囚われることなく、自分自身を肯定することができます。

自己肯定感が高い人は、自分自身にフォーカスを置き、自分自身が達成したことや自分自身の成長に注目することが多い傾向があります。彼らは、自分自身にとって重要なことに集中することによって、他人と比較することなく自分自身を評価することができます。

理性で物事を捉えられる

一般的に、自己肯定感が高い人は、理性的に物事をとらえる傾向があります。彼らは自分自身に自信があるため、感情的な反応をすることが少なく、冷静に状況を分析し、解決策を考えることができます。

また、自己肯定感が高い人は、自分自身を肯定することができるため、外的な刺激によって感情的に揺らがされることが少ない傾向があります。彼らは自分自身について自信を持っているため、他人の批判や否定的な評価に対しても、感情的にならずに冷静に対応することができます。

自己肯定感を上げてくれる人はあなたを変えてくれる

自己肯定感を上げてくれる人は、あなたを変えてくれます。

大抵の私のクライアントさん達も、カウンセリング後は、皆幸せになっています。

当時とてもとがっていて、とっつきにくかった私の元クライアントYさん(30代・女性)。家庭環境が悪く、自己肯定感もとてつもなく低かったのです。

周囲との人間関係も悪く、そのせいか、職場も点々としていました。

ですが、カウンセリングの中で、幼い頃亡くなった姉への想い、本来次女なのに長女になっていたYさん。母親との確執。父親との確執を少しずつ解いていくことによって、カウンセリングが終わる頃には、まるで別人となり、「愛の人」となっていました。愛を人に与え、受け取ることができるようになっていたのです。

そして、彼女は確執のあった父親の紹介で出会った男性と結婚し、今では一女の母となって幸せに暮らしています。

クライアントさんの多くは、母親の愛情不足で愛に枯渇(こかつ)している人たちです。ですので、私は、クライアントさんに「愛」を送ります。

私は、クライアントさんに寄り添い、励まし、共感し、相手をそのままで受け止めること、尊重することによって、クライアントさんをサポートしているのだと思っています。

どうぞカウンセラーでなくても、あなたの自己肯定感を上げてくれる人を友人・知人として持ってください。

ただ覚えておかなくてはならないのは、結局変わるのは、自分自身で、他者が自分を変えてくれるわけではないということです。

まとめ

今回は自己肯定感を上げてくれる人の特徴と、自己肯定感が上がったときのメリットについてお伝えさせていただきました。

いかがでしたでしょうか?

あなたももし、自己肯定感が低くて悩んでいるとしたら、自己肯定感を上げてくれる人の近くにいることを意識してみると良いでしょう。

事実、自己肯定感の高い人たちと一緒に行動するだけでも違ってきます。自己肯定感の高い人たちの行動や考え方を学び、自分自身でも実践してみるとよいのかもしれません。

ですが、最後、自分を変えられるのは自分自身だということは忘れないでください。

あなたへのメッセージ

もしあなたが今、自分に自信が持てず、ついつい否定的になってしまい、自分を好きになれずにいたら…。

そんなときは、カウンセリングを受けてみてください。

一人で悩んでいるより、プロの力を借りて乗り越えた方が、より効果が高く、効率的です。そのとき、カウンセラーとの信頼関係は最も大切になってきますので、自分が信頼のできるカウンセラーを選んでくださいね。

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